そんな時、場合によってはタブを閉じたりウィンドウを最小化するなどの小細工をする必要もあると思いますが、ボタンにうまくフォーカスできなかったり、最小化してもタスクバーにしっかりタイトルが表示されていたりして、冷や汗をかくことがありますね。
こんな時、もっとシンプルに、もっと確実にFirefoxを隠蔽できればと思ったことがある方も少なくないでしょう。
Firefoxに「Boss Key and Buttons」というアドオンをインストールしておけば、こんな時でもFirefoxのウィンドウを素早く、そして確実に隠蔽することができるようになります。
「Boss Key and Buttons」インストール後は、こんな場面でもF12キーを押すか、画面上をマウスの左右ボタンで同時にクリックするだけでウィンドウを最小化することができるようになります。
通常の最小化だけでは最小化前にアクティブになっていたページタイトルがタスクバーに残ってしまいますが、このアドオンで最小化した場合はタイトルが全て[Mozilla Firefox]となりますので、パッと見て何が開かれているのかもわからないようになります。
また、普通はこの状態でタスクバーアイコンをクリックしてウィンドウを元のサイズに戻すと、最後に見ていたタブがアクティブになってしまい、結局何を見ていたかがばれてしまいますが、この方法で最小化して元のサイズに戻した場合は自動的に開いた新規タブがフォーカスされた状態となりますので、もし誰かにウィンドウを復旧されてもちょっと安心です。

オプション設定では、以下のように実行時のアクションや状態、ショートカットキーなどを変更することができるようになっています。
■実行ショートカットキーの有効/無効、およびキーの変更:キーはデフォルトのF12以外にF8、テンキーの[+]ボタンが選択可能です。
■実行マウスボタンの有効/無効、およびマウスボタンの変更:ボタンは左右ボタンの同時クリック以外に右ボタンダブルクリック、中ボタンダブルクリック(要自動スクロール機能の無効化)、左ボタンダブルクリックから選択できます。
■ウィンドウ復帰時に開く(選択する)ページ:デフォルトの空白タブ以外に、任意のURLを設定することができます。
*[With sign]にチェックを入れておけば、空白ページ上に本アドオンを使って自動選択された空白タブであることがわかるよう上部にラインが表示されます。チェックを外せばこのラインは表示されず、一般的な空白タブとなります。
■タブバーを隠す:ウィンドウ復帰時にタブバーを非表示にし、さらに内容を隠蔽することができます。

なお、ウィンドウ復旧後、Shift+F12でバーが再表示されます。

■ウィンドウを最小化する:このチェックを外しておくと、ウィンドウを最小化せずに新規タブが開いてアクティブになったり、タブバーを隠した状態にすることができます。
■全てのウィンドウにアクションを適用する:チェックを入れておけば、複数ウィンドウでブラウジング中に実行した際、全てのウィンドウを一括して隠すことができます。
このように、多彩なアクションでパニック時に対応することができるようになります。
プライバシーを守りたい方、こっそりブラウジングするようなことが多い方は、インストールしておいてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Boss Key and Buttons(Add-ons for Firefox)
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