Operaの場合はタブスタッキング機能が装備されており、このような場面でもタブを重ねて必要時に表示させるようなことができることから、大量のタブを開いている時でも扱いやすいという特徴を持っています。
Firefoxでもこのようなタブコントロール機能が欲しいという方は、NOverflowのようにタブの幅を随時調整して、タブが極力オーバーフローしないようにするものや、先日紹介したTab Utilitiesのようにタブをスタックさせることができるようなものを使うことで似たようなアクションを手に入れることができます。
今回はそんなタブユーティリティ系アドオンの中から、タブをオーバーフローさせずに左右へ縮小してスタックすることができるというアドオン「Tab Stacking」というものをご紹介したいと思います。
「Tab Stacking」は、Firefoxで多くのタブを開いていてその数がウィンドウ幅を超えたとき、タブをオーバーフローさせて隠さずに左右へ縮小してスタックし、より多くのタブを1段のタブバーへ表示させることができるというものです。
Firefoxで多くのタブを開くとウィンドウに収まりきらないものは左右に隠れ、スクロールしなければ表示されないようになってしまいますが・・
「Tab Stacking」インストール後は、以下のようにオーバーフローするはずだったタブがファビコン(より若干小さめの)サイズとなり、端へスタックされるようになります。
スタックされているタブをクリックしてアクティブにすると通常サイズとなり、それによりオーバーフローしそうなタブは左右に同じくスタックされます。
Operaのようにいくつかのタブを重ね合わせて1つのタブのようにするというわけではありませんが、これだけでもかなり多くのタブを限られた幅の中に表示できるようになるのではないでしょうか。
*ウィンドウ幅にもよりますが、50や60のタブを開くといずれはオーバーフローしてしまいます。
なお、オプション設定では通常タブの幅、スタックタブの最小、最大幅をpxで指定できるようになっていますので、うまく調整すればかなりのタブを表示させることができるようになるはずです。
ちなみにスタックタブの最小幅を26pxにすれば、ほぼファビコンサイズでタブが表示されるようになります。
タブスタッキング機能と似たような機能をFirefoxに求めている方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Tab Stacking(Add-ons for Firefox)
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