本バージョンではパフォーマンスの向上や新規タブページへの情報表示、初期設定でSPDYプロトコルが有効になるなどの改良が行われています。
既存のバージョンをご利用の方は、ヘルプページより最新版へのアップデートが可能となっています。
Firefox 13.0の主な新機能、改良点などは以下の通りです。
■新規タブによく訪れるページがサムネイルで一覧表示されるようになりました。
■スタートページの刷新
標準スタート(ホーム)ページ内にダウンロード、ブックマーク、履歴、設定など
を素早く簡単に開くことができるメニューが表示されるようになりました。
参考記事:新しくなった Firefox のスタートページとタブページを紹介します
■漸進的なJavaScriptガベージコレクションを通じて、全般的なパフォーマンスを向上。
■SPDYプロトコルが初期設定で有効に。これによりGmailなどの対応サイトでブラウジングが高速化されます。
参考記事:Firefox 11でGoogleの高速プロトコル「SPDY」通信を行う方法。
■メモリ使用量の削減
長時間使用していないプラグインはアンロードするなどしてメモリ使用量を削減するなどの改善が行われています。
■復元したバックグラウンドタブを初期設定で読み込まないようにし、起動を高速化。
■スムーズスクロールを初期設定で有効に。
■Firefoxを初期状態にリセットできる機能を追加。
ロケーションバーに[about:support]と入力して開く「トラブルシューティング情報 」ページ右上に「Firefox を初期状態にリセットする」という項目が追加されました。この説明文にある[Firefoxをリセット]ボタンをクリックすれば、ユーザー情報や設定を削除し、Firefoxを初期化することができます。
■ページインスペクタ、HTML パネル、スタイルインスペクタ、Scratchpad、スタイルエディタに合わせて72の改良を実施。
■column-fill CSSプロパティを実装。
■ECMAScript 6のMap/Set オブジェクトを試験実装。
■CSS3 background-positionプロパティの拡張構文に対応。
■:invalid 疑似クラスをform要素にも適用。
■CSSの回転を表すangle単位に対応。
以上のような新機能の搭載、改良・改善などが行われたものとなっています。
リリースノート(ja)
参考記事:Firefox 13 の主な新機能を紹介します
6週間ごとのアップデートになってからは以前のように劇的な変化を感じることは出来ませんが、パフォーマンスの向上や軽量化対策は今回も着実に行われているようです。
なお、Firefox 3.6、およびFirefox 4からFirefox 12までのサポートは、Firefox 10法人向け延長サポート版を除きすべて終了しています。
これらのバージョンをお使いの方は、速やかにFirefox 13へアップデートされることをおすすめします。
ダウンロード:Firefox 13.0(mozilla.jp)
<関連記事>
■【Firefox 13.0 Beta1】リリース。SPDY有効化や新規タブページを改良。
■【Firefox 12.0】正式版リリース。
Firefoxを大変便利に使えるのは、日々いろいろなアドオンの紹介や、
その他の記事でお世話になっているこのブログのおかげです。
感謝致します。
Firefox 13.0のライブブックマークでフィードを購読しているのですが、
オプションで、終了時に、表示したページの履歴を削除するよう
設定していると、既読のファイビコン(青)が未読のファビコン(オレンジ)に
戻ってしまうようですが、これは仕様でしょうか。
以前は履歴を削除してもブックマークファビコンには影響はなかったはずですが・・・
ここに質問めいたことを書くのはどうかと思いましたが、何か記事のネタになるかなと思い、
書き込みました。場違いでしたらお許し下さい。