こうした情報を残さずブラウジングしたいときはこのモードを有効にしてやればいいわけですが、共有ユーザーなどにこうした機能を利用させたくないということもあるでしょう。
たとえば子供がこの機能を使ってけしからんサイトへアクセスし、知らん顔をしているということも考えられることから、この機能を使わせたくないというようなこともあると思います。
そのような理由でこのプライベートブラウジング機能を無効にしたいという方は、Firefoxに「Disable Private Browsing」というアドオンをインストールしておくことで、プライベートブラウジングを実行できないようにすることができます。
「Disable Private Browsing」をインストールすると、Appメニューからプライベートブラウジングを開始」が消えるとともに、ショートカットキー[Ctrl+Shift+P]を実行しても、プライベートブラウジングモードに切り替えることができなくなります。
また、オプション→プライバシー内の「常にプライベートブラウジングモード」にチェックを入れることができなくなります。
このアドオンはアドオンマネージャに削除ボタンも用意されておらず、プロファイルフォルダからIDを見つけて削除することしかできませんので、普通のユーザーなら通常モードでブラウジングを行うしかなくなるというわけです。
しかし、履歴やブックマークの削除は可能ですので、閲覧した履歴をチマチマ消されるという可能性は残ります。
そのような可能性も排除したいのなら、同作者によって追加リリースされている「Disable Private Browsing Plus」を使えばいいでしょう。
こちらをインストールすると、プライベートブラウジング機能の無効化のほか、履歴やブックマークの削除もできなくなり、より慎重なブラウジングをせざるを得なくなります。
削除しようとすると以下のような警告が出て削除できません。
*オプション→プライバシー内の「Firefoxの終了時に履歴を消去する」も非表示となります。
*こちらはアドオンマネージャからのアドオン削除が可能となっています。
このように、用途に応じたプライベートブラウジングの阻止ができるようになるというアドオンです。
何らかの理由で強制的にブラウジング履歴を残すようにしたいという方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Disable Private Browsing(Add-ons for Firefox)
ダウンロード:Disable Private Browsing Plus(Add-ons for Firefox)
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