Firefoxアドオンの中には、そんなユーザーの要望に応えるカラーコード取得アドオンがいくつかありますが、ピクセル単位で細かく拾いたいような時、そうしたツールではちょっと物足りないこともありますね。
Firefoxに「Magnifier」というアドオンをインストールしておけば、こんな場面でもページの各部を拡大して詳細を確認したり、より精密な部位のカラーコードを取得したりすることができます。
「Magnifier」は、その名の通りFirefoxで表示しているウェブページの任意の場所、またはFirefoxのUI各部を拡大鏡で見ているように表示し、各部のカラーコードを取得することができるというアドオンです。
アドオンをインストール後、アドオンバーに設置された専用のボタン 、またはツールメニュー、ショートカットキー[Ctrl+Shift+M]を実行することでツールが起動するようになっています。
ツールは小さな別ウィンドウで起動するようになっており、デフォルトの場合、ページ上の任意の位置をマウスでポイントすることにより、このウィンドウ内へ拡大された画像が表示されるようになっています。
マウスで必要な位置を指定した後その部分をクリックすれば、位置がツールウィンドウ内に固定されるようになっており、ウィンドウ上部ではツール内でマウスポイントしたピクセルのカラーコードが確認できるようになっています。
*ツールウィンドウ上部のロックアイコンをクリックすれば、固定が解除されます。
*カラーコードはRGB、Hexなどから選択することができます。
ウィンドウ上部の右向き三角ボタンをクリックするとオプション画面がスライド表示されるようになっており、ここからズームレベル(2倍〜16倍で可変)を調整することができます。
また、同画面内の[Mode]では、コンテンツーズーム(ウェブページ表示部のみ拡大)、ブラウザーズーム(FirefoxのUIを拡大)、マウスズーム(マウスとウィンドウが一緒に動き、ポイントした部位を拡大)の3種から拡大モードを変更することができます。
■ブラウザモード使用例
■マウスズーム使用例
*[Show Gridlines]にチェックを入れておけばウィンドウ内にガイド線を表示できます。(デフォルトでON)
このように、ブラウザやUI各部をかなりの倍率で拡大し、その詳細を調べることができるというアドオンです。
ウェブデザイナーやサイト管理者には便利なアドオンではないでしょうか。
ダウンロード:Magnifier(Add-ons for Firefox)
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