本バージョンでは、Google Chromeからのデータインポート、Firefox Syncによるアドオンの同期機能をはじめ、開発者向け機能の充実、安定性・安全性に関する問題の修正などが行われています。
すでに旧バージョンをご利用の方には自動アップデートの提供が開始されているほか、ヘルプメニューからの手動アップデートも可能となっています。
Firefox 11.0の主な新機能などは以下の通りです。
■Google Chromeから、ブックマーク、履歴、Cookieのインポートが可能に。
履歴とブックマークの管理→インポートとバックアップ→「他のブラウザからデータをインポート」より選択できます。
■Firefox Syncでアドオンが同期可能に。
■CSS3のtext-size-adjustプロパティに対応。
■HTML5動画のメディアコントローラを再設計。
■HTML要素のouterHTMLプロパティに対応。
■ソース表示の構文強調表示にHTML5パーサを採用。
■CSSを編集できるスタイルエディタを搭載。
■ページインスペクタの3Dビューを使って、Webページの構造を立体的に視覚化。
■ページの読み込みを高速化するSPDYプロトコルに対応、開発者がテストできるようになりました。
■XMLHttpRequestのHTMLパースに対応。
■IndexedDBにファイルを保存できるようになりました。
■WebSocketのベンダー接頭辞を外しました。
■Growl 1.3以降でFirefoxの通知が表示されない場合がある問題を修正。
■いくつかの安定性に関わる問題を修正。
■いくつかのセキュリティ問題を修正しました。
以上のような新機能の搭載、改良、修正などが行われています。
リリースノート(ja)
UIや使用感に変化はありませんが、アップデートの内容も濃く、10.0よりも若干軽く動くようにも感じられますので、旧バージョンをご利用の方は速やかにアップデートされることをおすすめします。
なお同日、サポート継続中の旧バージョンであるFirefox 3.6の修正版である「Firefox 3.6.28」もリリースされていますので、何らかの理由で3.6をご利用の方は、こちらも忘れず更新しておいてください。
ダウンロード:Firefox 11.0(mozilla.jp)
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