しかし、このように削除と同時に次のメッセージが選択されてしまうと、そのメッセージがまだ読まれていない場合でも強制的に既読にされてしまうことから、後で未読・既読の判別がしにくくなって困るというユーザーもいらっしゃるのではないでしょうか。
全てのメッセージを既読状態にしてからでないと削除は行わないという方なら問題ないと思いますが、そうでない方はこの紛らわしい挙動をなんとかしたいという方も多いと思います。
そんな方は、Thunderbirdに「Deselect on Delete」というアドオンをインストールすることで、メッセージ削除時に次のメッセージを選択しないようにすることができます。
デフォルトの場合、メッセージを削除すると同時に次のメッセージが選択され、そのメッセージが未読の場合でも選択と同時に既読状態にされてしまいます。
「Deselect on Delete」をインストールした後は、同様の状態でメッセージを削除しても次のメッセージが選択されなくなります。
このように、未読メッセージが存在する状態で削除を行っても、下のメッセージの状態が変更されないようになります。
また、削除ボタンを連続でクリックしてしまい、必要なメッセージまで削除することを防ぐこともできますね。
メッセージの削除は1件ずつ行いたい、削除時に次のメッセージの未読状態を保ちたい、という方は、インストールしておいてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Deselect on Delete(Add-ons for Thunderbird)
<関連記事>
■Thunderbirdのゴミ箱から削除してしまったメッセージを復旧することができるアドオン「Recover Deleted Messages」
■重複メールを検索・削除できるThunderbird用アドオン「Remove Duplicate Messages」
■特定のタグが付いたメッセージを削除する際に警告を発したり削除できないようにしてくれるThunderbirdアドオン「Prevent Delete」