そんな方のために、YouTubeを快適に利用するためのFirefoxアドオンやGreasemonkeyスクリプトが多数公開されており、ユーザーはこうしたツールの中から気に入ったものを使ってYouTubeをカスタマイズすることができます。
今回は、そんなYouTubeカスタマイズ系ツールの中から、YouTubeデフォルトには無いコントロール機能を加えたり、ダウンロード機能などが利用できるようになるGreasemonkeyスクリプト「YouTube Center」というものをご紹介したいと思います。
「YouTube Center」は、YouTubeに動画のリピートやダウンロード機能、ショートカットキーや自動再生の停止機能など複数の便利機能を加えることができるというものです。
スクリプトをインストールすると、プレーヤー下部に専用のコントロール部が追加されます。
デフォルトの場合、ここには動画を繰り返し再生できる「リピート」ボタン、および「ダウンロード」ボタンが表示されています。
これらをクリックすることで動画を繰り返し再生したり、リストから選択したフォーマットで動画をダウンロードすることができるようになります。
さらに、バー左端の[Settings]をクリックすれば、以下のように様々な動作設定を行うことが可能です。
■General
○動画の解像度を自動的に選択する。
○ダウンロードボタンを有効にする。
○リピートボタンを有効にする。
○ショートカット機能を有効にする。
○動画の説明を自動的に開く。
ショートカットキーを有効にした場合、以下のようなキーボードショートカットでYouTubeをコントロールすることができます。
スペース:動画の再生/停止
[←]:動画を10秒巻き戻す
[→]:動画を10秒早送りする
End:動画の最後に移動する
Home:動画の最初に移動する
また、0-9キーを押すことによって、動画の先頭部(0)〜10%(1)20%(2)・・・位置へジャンプすることもできるようになります。
■Video
○自動解像度:再生ページを開いた際、どの解像度で再生するかをオリジナル解像度〜フルHDなどから選択できます。
○リピート機能を自動的に有効にする。
○自動再生機能を無効にする。
○自動バッファ機能を無効にする。
■ダウンロード
○ダウンロード品質:ダウンロードする動画のクオリティを選択できます。
○ダウンロードフォーマットの選択。
○(可能な場合)ダウンロードメニューに[3D]を表示する。
○ファイルネームを修正する。
○ファイル名:ダウンロードする際、ファイル名を任意のスタイルに変更できます。
たとえば、{title}と記述すれば動画のタイトルをファイル名に、{author}と記述すれば、投稿者名をファイル名にしたりできます。
■MP3
○ダウンロードリストに[MP3]を表示する。
これを有効にしておけば、動画の音声を[YouTube mp3]を使ってダウンロードできます。
以上のように、デフォルトには無い動作設定や解像度の自動選択機能、ショートカットキーの利用などが可能となります。
それぞれ単独で公開されているような機能がひとまとめになっていて使いやすいですね。
YouTubeの操作性を向上させたいヘビーユーザーや、こうした機能を複数のスクリプトで実現されているような方は、導入してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:YouTube Center(userscripts.org)
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