一度こうした作業をしてしまえば、あとは最大化と縮小を切り替えればしばらくは同じことを行うことができますが、再起動した場合や同時に参照したいウィンドウやデスクトップアイテムの場所が違えばまた同じ事を手作業で行わなければならずかなり面倒ですね。
このような作業を行う場面というのはある程度パターンが決まっていることが多いと思いますが、そのパターンごとにワンタッチでFirefoxのウィンドウサイズや位置を変更することができれば便利になるのではないでしょうか。
そんな機能をFirefoxに与えてくれるアドオンが「Browsizer」です。
「Browsizer」は、Firefoxのウィンドウサイズとその位置をあらかじめプリセットし、ツールバーやアドオンバーの専用ボタンからいつでも呼び出すことができるというものです。
アドオンをインストールすると、アドオンバーに現在のウィンドウサイズが表示されたボタン
*ツールバーカスタマイズより、ツールバーにも同じボタンが設置できます。
ボタンにマウスを乗せると現在のウィンドウサイズに加え、現在のウィンドウ位置がX/Y座標でポップアップ表示されるようになっています。
このボタンを右クリックすると、デフォルトでプリセットされたいくつかのウィンドウサイズが選択できるようになっており、これらを選択することで、素早くウィンドウサイズを変更することができるようになります。
また、ウィンドウを任意のサイズにリサイズして位置を決めた後、同メニューから「現在の設定を保存」することにより、そのサイズと位置をプリセットに加えることができるようになっています。
こうして追加したプリセットは「設定」ウィンドウを開いて編集・管理することができます。
設定画面内には現在プリセットされているパターン一覧が表示されているほか、手動で新規プリセットを加えたり、不要なプリセットを削除したりすることができます。
位置情報の追加部へは、ウィンドウの縦・横サイズ、および画面左端からの距離を示す[x座標]、画面上部からの距離を示す[y座標]を[px]で記述することができます。
このように、「現在の設定を保存」+「新規位置情報」の手動入力により、用途に応じて複数のプリセットを作成することができるというわけです。
いくつかのパターンを作成しておけば、ブラウジング中でもデスクトップアイテムへのアクセスが簡単になったり、他のアプリを開きやすくなるのではないでしょうか。
リサイズ系のアドオンは他にもいくつかありますが、「Browsizer」は、複数プリセットが可能なことや、現在位置とサイズを素早くプリセットできるという点で使いやすいアドオンだと思います。
Firefoxを開いたまま他の作業も行うことが多いという方は、インストールしてみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Browsizer(Add-ons for Firefox)
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