そんな時は、リサイズされたウィンドウに表示されるスクロールバーでその場所を探して表示させなければなりません。
また、時にはページ全体を表示させたままリサイズさせておきたいおこともあるかもしれませんが、そんな場合はページの縮小などを行い、適宜手動で調整しなければなりません。
ウィンドウをリサイズするたびにこのような作業を行わなければならないのは非常に効率がわるいですね。
Google Chromeに「iZoom」という拡張機能をインストールしておけば、こんな時でも常にウィンドウ内にページ全体を表示させることができるようになります。
「iZoom」は、ページコンテンツをウィンドウの拡大・縮小に応じて自動的にフィットさせることができるようになるという拡張機能です。
たとえば、このブログを表示中ウィンドウを小さくリサイズすると、(サイズによっては)コンテンツの一部しか表示されなくなりますが、「iZoom」インストール後は以下のようにウィンドウサイズに応じて縮小された全体表示が可能となります。
■デフォルト
■iZoomインストール後
広告や検索窓に若干のズレなどが生じているものの、ページ全体を見渡すことができていますね。
デフォルトではウィンドウを小さくリサイズした時にページを縮小するようになっていますが、ページコンテキストメニュー、またはツールバーボタンのメニューから、[Grow Only]にチェックを入れておくことで、たとえば以下のように、ウィンドウが最大化されていない時にページが収まっている場合でも、ウィンドウを最大化すればそのコンテンツがウィンドウに合わせて拡大表示されるようになります。
■デフォルト
■iZoomインストール後
*メニューから[Shrink Only]を選択しておけばウィンドウに合わせて縮小のみ、[Shrink And Grow]にチェックを入れておけば拡縮両方に対応します。
*設定変更はその後に開くページで有効となります。すでに開いているページに適用させたい場合はページをリロードしてください。
また、同メニューから[Exceptions]→[Add current page/host]をクリックすることで、現在のページ/サイトで機能を働かないようにできます。
オプション設定ページでは
○機能の有効/無効
○ズームモード:縮小のみ・拡大のみ・両方から選択。
○最大ズーム率
○許容誤差:ページサイズ変更時の許容誤差です。
○対象外のコンテンツ:画像・フラッシュなどのオブジェクト・javaアプレットをサイズ変更の対象外にできます。
○例外サイト:Exceptionsで指定した例外サイトが表示され、ここで追加、削除などができます。
というような動作設定を行うことができます。
以上のように、ページ全体をウィンドウサイズに合わせて自動的にサイズ変更させることができるようになる拡張となっています。
ウェブページを見たままほかのアプリで作業を行うような時や、小さなページを大きく閲覧したいような時に便利かもしれませんね。
ダウンロード:iZoom(chrome ウェブストア)
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