普段ブラウザで様々なサイトにアクセスしていますが、あなたが、どこからどのようにアクセスしているのかはほとんどの場合丸わかりです。
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別に悪いことをしているわけでなければそう意識することは無いのですが、あやしげなサイトにアクセスし、「あなたのIPアドレスは○○です、料金は○万円です」なんていうメッセージがポップアップされると非常に気分が悪いです。
そんなとき、身元を隠すためにプロクシ(串)などを利用してアクセスするという手法もありますが、普通のユーザーには設定もややこしく、あまり縁のないものです。
そういう不安を和らげてくれる匿名ブラウザ「Torpark」は、Mozillaブラウザをベースに、「TOR(The Onion Router)」という技術を使って、あたかも他の国から接続しているように見せかけてくれるブラウザです。
実際に起動、インストールしてみると、Mozillaベースなだけあって、Adblockなどの拡張機能もいくつか標準で装備されており、メニュー類などを除いてほぼMozillaブラウザライクな印象を受けます。
試しにいくつかのサイトにアクセスしてみましたが、気になる点は、接続が若干遅いということです、これは串を使ってアクセスするときと同様、一旦別のネットワークを介して接続しているためです。
気になるサイトにアクセスする際は、このようなブラウザを一時的に使ってみるのもいいかもしれませんが、常用するにはちょっとしんどい重さですね。
試しに確認くんでアクセス情報を比べてみると、IPが見事に変わっていました。
なお、偽装してくれるのは接続情報のみで、フォームなどに記入、送信した情報類はそのままですので、怪しいサイトでのデータ送信には普通のブラウザ同様注意が必要です。
Mozillaポータブルベースのため、利用にはインストールの必要はありません、ダウンロードしたEXEファイルを実行して解凍し、できあがったフォルダ内のTorpark.exeをクリックすれば起動します。
*起動の際には、Firefoxを終了しておきましょう。
その他気になったのは、Torparkを起動、終了後に、FirefoxへのショートカットがTorparkの起動に変更されてしまっていたことです、これは一時的な現象のようで、再起動後元に戻り、Firefoxなどの動作になんら影響はありませんでした。
ポータブルベースのため、「Torpark」を丸ごとUSBメモリなどに入れて外で利用することも可能です。
セキュリティに敏感な方は一つ要しておいてみてはいかがでしょうか。