このブログもそうですが、今やあらゆるサイトにソーシャルネットワークサービスにアクセスするためのボタンが設置されています。
ユーザーはこうしたボタンをクリックするだけでページをシェアしたりお気に入りに追加したりすることができるようになっていますが、その利便性と引き替えに各サービスへ自分の嗜好を伝えているということは意外と知られていません。
こうしたボタンはFacebookの[Like]ボタンやGoogle+ボタン、Tweetボタンなど様々なものがありますが、ユーザーがこうしたボタンをクリックしなくても、各サービスへのログインが保たれている場合、これらボタンが設置されたサイトへアクセスするだけでどんなページへアクセスしているのかが伝えられるようになっています。
ボタンを設置している運営者にはこうした情報は伝わらないものの、なんだかこっそりトラッキングされるというのは気分がいいものではありませんね。
そんな追跡はお断りだという方は、Firefoxに「Priv3」というアドオンをインストールすることで、こうしたトラッキングを防ぐことができるようになります。
「Priv3」は、Facebook,Twitter,Google+,LinkedInの各サービスボタンが設置されたサイトへアクセスした際、そのトラッキング機能をオプトアウトしてくれるというものです。
このオプトアウト機能は、ボタンが設置されたページにアクセスした際、各サービスのクッキーの保存をさせないことにより実現していますが、全ての機能を遮断するわけではなく、LikeやTweet数の表示はもちろん、任意でボタンをクリックしてサービスを利用したい場合はセッションクッキーを再ロードし、希望のアクションを起こすことができるようになっています。
*遮断時でもFacebookは使用しているPCのIPアドレスが取得されるようです。
このように、インストールするだけで、普段意識していないソーシャル系サービスのトラッキングを防ぐことができるというアドオンです。
特に実害があるわけではないが追跡されるのは嫌だという方は、インストールしておいてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Priv3(Add-ons for Firefox)
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Firefox拡張機能(アドオン)
>ソーシャルネットワークサービスのトラッキングを防ぐことができるFirefoxアドオン「Priv3」
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