本バージョンでは大幅なメモリ使用量の削減や起動高速化などの改良がなされており、より快適なブラウジングを楽しむことができるものとなっています。
Firefox 6.0をご利用の方は、すでにヘルプメニュー→「Firefoxについて」より最新版へのアップデートが可能となっています。
毎度気になるアドオンの対応状況ですが、当方の環境ではColorZillaだけが非対応となっただけで、6.0に対応済みの大半が7.0でも利用できるようです。
Firefox 7.0の主な新機能、改良点などは以下の通りです。
■特定の利用シーンでメモリ使用量を大幅に削減。
実際に1時間ほど使った感じでは、アナウンス通り3割減?といったところでしょうか。
また、ロケーションバーに[about:memory]と入力して表示できるメモリ情報では、ページ毎の使用メモリ量を確認できるようになりました。
メモリ削減量についての詳細や測定結果についてはFirefox 7 is lean and fastで詳しく解説されています。
■起動時間の短縮
WindowsとLinuxでは、Firefoxの動作に必要なライブラリを起動時に先読みさせ、起動時間を短縮する処理が実装されました。これにより起動時間が最大50%短縮されるとのことです。
■新しいレンダリングバックエンドを追加し、Windows上でCanvasの処理を高速化。
■Firefox Sync使用時に、ブックマークとパスワードの変更がほぼ瞬時に同期されるように。
■URLの接頭辞「http://」が初期設定で非表示に。
「http://」を表示させたい方は、Firefox 7のロケーションバーに[http://]を表示させる方法。をご覧ください。
■text-overflow:ellipsisに対応。
■Web Timing仕様に対応。
■MathMLへの対応を強化。
■WebSocketプロトコルの対応バージョンを7から8へ更新。
■Firefoxの今後のバージョンを改善するため、ユーザがパフォーマンスデータをMozillaへ送信できるオプトインの仕組みを追加。
参考記事:Firefox 7-9で送信できるパフォーマンス情報の内容を確認できるアドオン「about:telemetry」
■いくつかの安定性に関わる問題を修正。
■いくつかのセキュリティ問題を修正。
■その他すべての変更一覧や開発者向け資料。
以上のような変更、改良などが施されたものとなっています。
リリースノート(ja)
その他以下のような参考記事で各機能についての情報を読むことができます。
Firefox 7 is lean and fast
What’s new for Web Developers in Firefox 7
Direct2D Azure hits Firefox 7
最近のリリーススタイルでは以前のように劇的な変化も少なく、どちらかというとマイナーアップデートっぽい感じもしますが、起動速度の向上やその他レスポンスに関しては確実に向上していることが体感できるようになっています。
なお、本バージョンのリリースにより、Firefox 4-6のサポートは終了しました。これらのバージョンをお使いの方は、速やかに7.0へアップデートしてください。
また、サポートが継続されているFirefox 3.6に関しては、セキュリティアップデートが施されたFirefox 3.6.23をこちらでダウンロードすることが可能となっています。
ダウンロード:Firefox 7.0(mozilla.jp)
<関連記事>
■【Firefox 7.0 Beta 1】リリース。
■Firefox 7のロケーションバーに[http://]を表示させる方法。
■Firefox 7-9で送信できるパフォーマンス情報の内容を確認できるアドオン「about:telemetry」
■Firefox 6/7のドメインハイライト機能を無効にする方法。
余計なお世話かもしれませんが
ColorZilla 2.6.2.1出てますよ
とりあえず手動でアップデートしましたが、一応は動いているようです。
それがしは7ですがヘルプからの自動アップデートできません。
本日の記事のように、Firefox 7に更新後、一部のアドオンが消失する現象が確認されています。アップデートができないのは、この現象のため、公開直後に更新を一時停止したためだと思われます。修正版が公開されればアップデートができると思います。