このモードでブラウジングを行うと、ページの履歴はもちろん、フォームやパスワード、ダウンロード履歴、クッキー、キャッシュファイルなどが記録されずプライバシーを保つことができるようになっています。
完全に匿名でブラウジングできるわけではありませんが、これだけの情報が記録されなければ誰かと共有しているパソコンでもちょっと安心ですね。
しかし、プライバシーは保ちたいが、閲覧するサイトによっては入力履歴やパスワードだけは保存しておきたいというような場面もあるでしょう。
実際、後々の利便性を考えれば閲覧履歴だけを隠せればいいという場面も多いのではないでしょうか。
Firefoxに「History disable button」というアドオンをインストールしておけば、Firefoxを「プチ」プライベートブラウジングモードにしてブラウジングを行うことができるようになります。
「History disable button」は、必要時にツールバーボタンをクリックするだけで、閲覧履歴だけを記録しないようにし、その他の情報は通常通り記録するようなモードでブラウジングを行うことができるというものです。
アドオンをインストールすると、ツールバーに専用のボタン が設置されます。
ボタンをクリックすると、図柄がロックされたように変化 し、機能が有効となります。
これでそれ以降に開いたページの閲覧履歴は記録されなくなります。
この状態でも、ブラウジング中に入力したフォームやクッキーなどは記録されるようになっていますので、その他の情報は取っておきたいが、「履歴を見られたくない」「ロケーションバー検索の結果に閲覧ページを表示させたくない」という時に使えば便利ですね。
ダウンロード:History disable button(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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■特定タブの履歴とクッキーを消去しながら閉じることができるFirefoxアドオン「Close'n forget」
■指定ホストだけ[プライバシーモード]で閲覧できるFirefoxアドオン「HistoryBlock」
■信頼できないサイトのクッキーや履歴などを残さないようにするFirefoxアドオン「Distrust」
■指定ドメインの履歴だけを残さないようにすることができるFirefoxアドオン「FoxyHistory」
■webページの閲覧履歴を完全に記録するFirefoxアドオン「Slogger」
■Firefoxの閲覧履歴をローカルに保存して再表示や分析ができるアドオン「Boomtango」
それより、firefox3まであった、表示したページの履歴の保存期限を設定する「browser.history_expire_days」のような設定がfirefox4以降無くなってしまったのが残念です。
私の低スペックPCでは履歴が溜まるとfirefoxが重くなるようで、今では履歴を全部消して常にプライベートブラウジングで使うしかなく不便です。(泣)