使わないアイテムがツールバーやボタンなら、デフォルトの機能によって非表示にすることも可能ですが、それ以外のメニューなどを非表示にするにはちょっとした作業が必要となります。
このような時、最も簡単にカスタマイズする方法がStylishなどを使ったCSSの適用ですが、この場合も自分が欲しい機能を実現してくれるユーザースタイルを探し回らなければなりませんし、無ければ自分でコードを書く必要があります。
ユーザースタイルを探すには時間がかかりますし、書くにはCSSの知識が必要だったりすることから、思っているようなUIにはまだなっていないという方も多いのではないでしょうか。
Firefoxに「UI Eraser」というアドオンをインストールしておけば、そんな苦労をすることなく、UI各部をマウス操作だけで非表示にすることができるようになります。
「UI Eraser」は、Firefoxのバー、ボタン、メニュー項目などの不要なアイテムをマウス操作だけで簡単に非表示(表示)にすることができるというものです。
アドオンをインストールすると、アドオンバーに専用のボタン が追加されます。
デフォルトではこのボタンが明るくなっており、編集モードで無いことを示していますが、ボタンをクリックすると若干暗く なり、編集モードとなります。
編集モードの状態で、バーやボタン、各種メニューを表示し、消したい部分にマウスを乗せると以下のように[−アイテム名...[id:id名]]というポップアップが表示されます。
このポップアップをクリックし、アドオンバーボタンをクリックして非編集モードに戻せば、今後そのアイテムは非表示となります。
見本はページコンテキストメニューでの実行例ですが、他にもツールバーや検索バー、ボタン類など[id:]が割り当てられている部分ならポップアップが表示され、ワンクリックで非表示にすることができます。
こうしていくつかのアイテムを非表示にした後、再度編集モードにして該当部分を表示すると、隠すようにセットしたアイテムが(任意の)色枠付きで表示されるようになります。
*枠の色はアドオンバーボタン右クリックにて変更できます。
この状態でアイテムにマウスを乗せると、今度は[+アイテム名...[id:id名]]とポップアップ表示され、ポップアップをクリックし、編集モードを解除すれば、非表示だったアイテムを元の状態に戻すことができます。
また、アドオンバーボタンにしばらくマウスを乗せておくと、以下のように[-Reset All[非表示アイテム数]]というポップアップが表示されます。
このポップアップをクリックすれば、全ての非表示アイテムがリセットされ、元の状態に戻すことができるようになっています。
このように、非常に簡単な操作でFirefoxのUI各部を非表示にすることができるというアドオンです。
CSSを探したり書いたり、DOM InspectorでIDを探し回ったりしなくても、このようにUIを非表示にできるのは非常に楽ですね。
FirefoxのUIで隠したい部分があるという方は、使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:UI Eraser(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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