このようなことから、Firefoxを快適に利用するためには定期的にPlacesデータベースのメンテナンスを行うことが好ましいということはよく知られていることです。
データベースのメンテナンスを行う方法はいくつかありますが、最も簡単なのは専用のアドオンを使った方法でしょう。
この手のアドオンは数多く公開されていますが、今回はその中から「Places Maintenance」というアドオンをご紹介したいと思います。
「Places Maintenance」は、FirefoxのPlaces データベースをボタン1つでメンテナンスできるというアドオンです。
アドオンをインストール後、「Places Maintenance」のオプション設定ボタンをクリックすると以下のようなウィンドウが表示されます。
ウィンドウ上部には、複数のメンテナンスメニューがプリセットされた[Preset]が用意されており、下部では実行できるメンテナンス項目を手動で選択できるようになっています。
手動で選択できる項目は
■Integrity check:データベースの整合性チェック
■Rebuild Indices:データベースの再インデックス
■Expire:期限切れのクリーンアップ
■Check Coherence :一貫性のチェック
■Vacuum:Vacuumコマンドの実行
■Statistics:統計情報の表示
となっています。
Presetが[None]の場合、どの項目もチェックされず、手動で実行したい項目を選択するようになっており、Presetメニューから[All][Maintenance]や[Deep Check]を選択すれば、該当項目が自動的にチェックされるようになります。
こうして実行したい項目にチェックを入れ、[Execute]ボタンをクリックすればメンテナンスが開始されます。
メンテナンス中、およびメンテナンス完了後は下部の[Messages Log]部に進捗や結果、統計情報が表示されるようになっており、チェック項目名とその結果や実行前後のデータベースサイズなどを確認することができます。
このように、コマンドなどがよくわからない方でも非常に簡単な操作でPlaces データベースをメンテナンスすることができるというアドオンです。
この手のアドオンの中には、Vacuumだけを実行するものが多いですが、このようにその他のチェックも実行できたり情報を参照できるのは便利ですね。
最近Firefoxがなんだか重い・・などという方は試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Places Maintenance(Add-ons for Firefox)(Firefox 5.0以降)[再起動不要]
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