この機能を利用すると、[アーカイブ]フォルダ以下に年単位でフォルダが作成され、そこへ各メッセージが格納されるようになっています。
しかし、アーカイブするのにサブフォルダは不要だという方や、逆に年だけでなくせめて月単位で分類して欲しいなどという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は、以下の方法でアーカイブフォルダの作成方法をカスタマイズすることが可能です。
1.Thunderbirdのオプション設定を開き、詳細→一般より設定エディタを開く。
2.フィルタ欄に[default.archive]と入力する。
3.表示された4つの設定項目から[mail.identity.default.archive_granularity]をダブルクリックし、以下の選択肢から希望の数字を入力し、OKで閉じます。
0:年フォルダを作成せず、すべてのメッセージを[アーカイブ]に格納する。
1:[アーカイブ]以下に年単位のサブフォルダを作成して格納する。(デフォルト)
2:[アーカイブ]以下に年→年月単位でサブフォルダを作成して格納する。
このように、値を変更することで、アーカイブ直下に全てを格納したり、年月単位での管理が可能となります。
■デフォルト
■値を[2]に設定した場合
また、アーカイブ機能が不要な方は、[mail.identity.default.archive_enabled]をダブルクリックして値を[false]にすれば機能に無効にできるほか、[mail.identity.default.archive_keep_folder_structure]をダブルクリックして値を[true]にすることで、あるサブフォルダのメッセージをアーカイブする際、[アーカイブ](または年月)フォルダ以下に元フォルダ名をサブフォルダとして作成して格納することも可能です。
■アーカイブ→年→年月→元フォルダ名
*もう一つの[mail.identity.default.archives_folder_picker_mode]は何を意味しているのかがわかりませんでした。どなたかご存じでしたらお教えください。
このような設定を行うことで、自分が後で管理しやすいアーカイブフォルダツリーを構築することができます。
デフォルトのアーカイブ機能が不要な方、年フォルダだけでは管理しにくいというような方は、上のような設定を試してみてはいかがでしょうか。
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