こうしたタグをメッセージに付けるということは要保存を意味することが多く、誤って削除すると後で面倒なことになることもあるかもしれません。
しかし、他のメッセージを連続で削除している時や、ツールバー、ヘッダの削除ボタンを誤って操作するようなことでうっかり削除してしまうようなことも起こりうることです。
Thunderbirdに「Prevent Delete」というアドオンをインストールしておけば、このような重要メッセージのうっかり削除を防ぐことができるかもしれません。
「Prevent Delete」は、特定のタグが付いたメッセージを削除しようとすると警告をダイアログを表示し、そのダイアログ内のボタンをクリックしないとメッセージを削除できないようにしたり、削除自体を行わないようにすることができるというアドオンです。
アドオンをインストールしたらまずはオプション設定を開き、対象となるタグの指定などを行います。
上部のドロップダウンリスト内に現在使用中のタグ一覧が表示されるようになっていますので、ここで保護したいタグを選択します。
次に警告の方法などを選択します。
[Ask before deleting a protected message]にチェックを入れておけば、そのタグの付いたメッセージを削除しようとするとダイアログが表示され、ダイアログ内の[はい]ボタンをクリックしなければ削除できないようになります。
*モザイクがかかったところにメッセージタイトルが表示されます。(日本語もOKです。)
*複数選択したメッセージ内に該当タグが付いたメッセージが複数含まれている場合、ダイアログ内の[Apply for all Protected messages]にチェックを入れておけば、2つ目以降の警告を表示させないようにできます。
オプション設定で[Prevent deleting a protected message]にチェックを入れた場合は、そのタグの付いたメッセージを削除できないようにすることができます。
また、この場合[Warn when the deletion of a protected message has been aborted]にチェックを入れておけば、削除できない旨をダイアログで表示させることができます。
このように、警告でワンクッションおいてから削除するかどうかを判断できるようにしたり、削除自体を禁止することができるというアドオンです。
重要メッセージのうっかり削除は削除したことすら気がつかないことも多いですが、このような警告ツールがあればこんなミスも防ぐことができるかもしれませんね。
ダウンロード:Prevent Delete(Add-ons for Thunderbird)
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