しかし、このような設定を行うには、どんな項目があるのかを理解した上でabout:configを開いて設定したり、[user.js]ファイルに書き込んだりしなくてはならず、初心者ならずとも面倒なものですね。
Firefoxに「FireFox Tweak」というアドオンをインストールしておけば、いくつかの隠し設定やネットワークパフォーマンスに関する設定を簡単に行うことができるようになります。
アドオンをインストール後、ツール→FireFox Tweak・・、またはツールバーに設置できる専用のボタン
設定できる項目は以下の通りです。
■拡張機能の互換性チェックを行わない。
■ロケーションバーとタブにサイトアイコン(ファビコン)を表示しない。
■リンクの先読み機能を無効にする。(Google検索を頻繁に行う方、低速回線、メモリ搭載量の少ないマシン向け)
■テキストの点滅を無効にする。
■ツールバーボタンなどにマウスオーバーした際にツールチップを表示しない。
■コピーしたテキストをマウスのミドルボタンで貼り付け可能にする。
■デフォルト検索バーで検索した際、結果を新規タブで開く。
■ロケーションバーをクリックしたらURLを選択する/しない。
このように、通常about:configを開かなければ設定できない複数の設定を簡単に変更することができます。
また、[Advance Network Tweaks]以下では、ネットワークパフォーマンスに関する設定を行うことができます。
<ネットワークセッティング>
■HTTP最大接続数
■サーバーへの最大接続数
■1つのサーバへの接続上限数
■1つのプロキシへの接続上限数
■Pipeliningを有効にする。
■プロキシPipeliningを有効にする。
■パイプライン処理で送信する最大要求数。
さらに、下部のプロファイル適用ボタンをクリックするだけで、ネットワーク速度とPCのパフォーマンスに適した設定を行うことも可能です。
<環境別プロファイル>
○Common to All Configuration:共通設定
○速いPC、速い回線
○速いPC、より遅い回線
○速いPC、遅い回線
○遅いPC、速い回線
○遅いPC、遅い回線
*それぞれのボタンをクリックすれば、どの項目をどのように変更したかが確認できます。
共通設定ボタンをクリックした例
各設定の中には、Firefoxを再起動しなければ適用されないものも含まれていますので、基本的には設定変更後にFirefoxを再起動するようにしてください。
以上のように、操作やネットワークに関する設定を素早く行うことができるというアドオンとなっています。
パフォーマンスを改善したい方や、操作性を向上させたい方は試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:FireFox Tweak(Add-ons for Firefox)
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