こうした広告は、非力なマシンや低速回線での閲覧時に表示パフォーマンスを悪化させたり、コンテンツに集中できないなどというデメリットが発生したりすることもあります。
Firefoxユーザーなら、「Adblock Plus」などの広告ブロックツールをインストールしておくことで、任意の広告コンテンツ、または全ての広告を非表示にすることができます。
しかし、この手のツールは高機能なものが多く、最初のうちは設定やリスト登録などの作業が面倒でなかなかうまく使いこなせないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そんなユーザーのためのお手軽広告ブロックアドオン「AdBan」というものをご紹介したいと思います。
「AdBan」は、インストールするだけでウェブページ上にあるバナー、テキスト広告、およびポップアップ広告を非表示にできるほか、スパイウェアやクッキーによるトラッキングまでブロックすることができるというアドオンです。
アドオンをインストール後、特に何も行う必要はありません。
ただいつものようにウェブサイトを閲覧するだけで、以下のように代表的なバナーやテキスト広告が非表示となります。
■YouTube
■Gmail
■Mozilla Re-Mix
■Internet Watch
代表的なウェブサイト以外では初回閲覧時に広告が表示されることがありますが、読み込み完了後自動的に広告の有無を判別し、次回閲覧時（リロード後）にはほとんどの広告がブロックされます。
それでもブロックされない広告がある場合は、ツールバーに設置された[Report ads]ボタンをクリックすれば、「アクティブページ上で広告を見かけました」というレポートを送信し、データベースへ登録することができます。（テキストエリアには特に何も書く必要はありません。）
この機能により世界中から広告が含まれたサイトの情報が集まり、多くの広告がブロックされるようになっています。
なお、オプション設定は用意されていませんが、ツールバーに設置できる専用のボタン、またはツールメニューから機能の有効/無効を切り替えることができるようになっています。
このように、ただインストールするだけで、広告の非表示からトラッキングのブロックまでできるというシンプルなアドオンとなっています。
高機能で重い広告ブロックアドオンを使いたくない方や、広告はブロックしたいが設定・操作などはしたくないという方は試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード：AdBan（Add-ons for Firefox）
＜関連記事＞
■Firefox 3に対応した超メジャー広告ブロックアドオン「Adblock Plus」（ver 0.7.5.4）
■Webメールの広告を除去するFirefoxアドオン「WebMail Ad Blocker」
■Gmailの広告表示をOFFにして表示面積を増やすFirefoxアドオン「Gmail Ad blocker」
■印刷前にページ内の広告画像などを任意で消去できるFirefoxアドオン「Nuke Anything Enhanced」
■ユーザーの嗜好を追跡する広告用トラッキングクッキーをオプトアウト（無効化）するFirefoxアドオン「Targeted Advertising Cookie Opt-Out (TACO)」
■ウェブページの広告を自分で各付けして表示を制限できるFirefoxアドオン「AdMe」
■Adblock Plusで広告を非表示にしていても、よく見るサイトを支援できるFirefoxアドオン「AdRemind.Me」
■Firefoxのポップアップブロック機能を簡単に切り換えることができるアドオン「Yes popups」
Offにすると大丈夫です。
設定が不要で軽いのが気に入り、ずっとAdBanを使っていますが、数日前からGmail、GoogleカレンダーやGoogle関連のリンクがあるサイトのうち一部が開かないという不具合が出ています。
AdBanを使用しなければちゃんと開けるので、AdBanが理由のようです。
ずっと愛用しているアドオンの一つなので、早く直ってくれればいいのですが……。