しかし、Firefoxでこのような設定を行うためにはオプション設定を開き複数箇所の設定を行う必要があり、環境に応じて随時ON・OFFするのは非常に面倒な作業を行う必要があります。
Firefoxアドオンの中には、こうした設定を個別、または一括で有効/無効化できるアドオンがいくつかありますが、今回はそんな中から、ページ内の画像ロード、ページ固有の配色、JavaScriptの有効/無効をワンタッチで切り替えることができる「LiteRider7」というアドオンを試してみました。
「LiteRider7」は、ツールバーに専用のボタンを配置し、そのボタンをクリックするだけで開いている全てのページの画像、配色、JavaScriptを一括で無効にすることができるというものです。
アドオンをインストールすると、ツールバーに専用のバーが追加されるようになっています。
ウェブサイトを閲覧中、一番左の[RideonLite]ボタン をクリックすると、ページ内の画像、およびサイト固有の配色が無効となるのが基本機能となっています。
■デフォルト
■実行後
このように配色がプレーンなものとなり、画像が非表示となりますので、読み込みを軽くしたり元ページの配色によっては文章が読みやすくなったりします。
また、配色を見ただけで何のサイトを閲覧しているかがわかるようなサイトも多々ありますが、そんな時でもこの機能を使えば一見して何を閲覧しているかがわかりにくくなるという効果も得ることができます。
なお、一度ボタンをクリックしておけば、その後のブラウジングはもちろん、再起動してもこの状態が維持されます。
*解除したい場合は[RideonLite]ボタンを再度クリックしてチェックを外しておきます。
バー左から2番目のボタンをクリックすると、以下のようなメニューが表示され、ここからボタンを隠したり、JavaScriptもあわせて無効にすることができます。
[JavaScript許可の自動連動]をクリックしてチェックを入れておけば、[RideonLite]ボタンクリック時にJavaScriptも無効となります。
これにより、各種広告類やJavaScriptでロードされている画像なども非表示にすることができます。
また、このアドオンにはサイトアクセスボタンが7つ用意されており、よく訪問するサイトなどをこのボタンに登録することができるようになっています。
Ctrlキーを押しながらこの7つのボタンのどれかをクリックすればアクティブページがボタンに割り当てられるようになっています。
*メニューから[ボタンのmixi設定]を選択すれば、どのボタンをクリックしてもmixiにアクセスできるようになります。
ボタンに登録した内容は、ブックマークメニュー以下の[LiteRider7 Bookmarks]へ追加されるようになっていますので、必要に応じて削除や編集などを行ってください。
以上のように、非常に簡単な操作でページローディングの軽量化や不要コンテンツの除去、見やすいページスタイルへの変更などを行うことができるというアドオンです。
モバイル環境や外出先でサイトを閲覧する際に便利そうですね。
ダウンロード:LiteRider7(Add-ons for Firefox)
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