このような翻訳系ツールは多種多様なものが公開されており、翻訳エンジンも使い方もしそれぞれの特徴がありますが、ユーザーの中にはもっとシンプルに翻訳できるツールを求めている方もいらっしゃると思います。
今回はそんな翻訳ツールの中から、余計な機能を排除し、シンプルにテキスト翻訳を実行できるGreasemonkeyスクリプト「Google Translator Tooltip」というものを試してみました。
「Google Translator Tooltip」は、ページ上のテキストを選択するだけでその言語を自動で判別し、お使いの環境の言語へ簡単にGoogle翻訳してくれるというスクリプトです。
スクリプトをインストール後、ウェブページ上で何かテキストを選択すると、以下のように小さな虫眼鏡アイコンが表示されるようになります。
このアイコンにマウスを乗せると、選択テキストの言語を自動判別し、お使いの環境の言語へ翻訳した結果がツールチップ内に表示されるようになります。
表示された結果文はリンクとなっており、これをクリックすることでGoogle翻訳のページにジャンプすることできます。
また、ツールチップ内の[+]ボタンをクリックすると、各種検索を実行するリンクが表示され、ここに表示される検索エンジンをクリックすると、選択テキストをキーワードとしてGoogleウェブ・イメージ検索や、Wiki、YouTubeで検索を実行することも可能です。
ツールチップ内の[>>]ボタンをクリックした場合は、設定部が表示されるようになっています。
ここでは、元言語、翻訳後言語の直接指定ができるほか、[Use Ctrl key]にチェックを入れておくことでCtrlキーを押してテキストを選択したときだけ翻訳アイコンを表示できるようにセットしたりできます。
*設定後に[Save]をクリックします。
このように、非常にシンプルな操作で必要部分の翻訳を行うことができるというスクリプトとなっています。
海外のページを閲覧していると、その1行だけ意味を知りたいというようなことがよくありますが、そんな時にさっと翻訳できるのが便利ですね。
Greasemonkeyスクリプトなので軽いツールが欲しい方にもおすすめです。
ダウンロード:Google Translator Tooltip(userscripts.org)
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おっしゃるようにまだダメですね。
All-in-One Sidebarのほうを0.7.13RCにしたらとりあえずインストールしているスクリプト一覧は出るようになりましたが、管理画面を開くことはできませんでした。
仕方ないので私はGreasemonkey0.8.20のままにしてあります。