最近では様々なツールでURLやドメインに関する詳細情報を得ることができるとはいえ、あらゆるページに存在するリンク先をいちいち調べていたらとてもブラウジングなど続けていられるものではありません。
怪しいリンクだけでなく、興味のあるサイトに関する詳細な情報が欲しいとき、もっと簡単に調べることができれば便利ですね。
そんなユーザーの希望に応えてくれるウェブツールが「aguse」です。
「aguse」は、URLを入力するだけでそのサイトに関する詳細な情報を調べることができるという日本製のツールです。
この機能は「aguse」にアクセスし、目的のURLを入力するだけで使うことができますが、Firefox用のアドオンが2つ提供されており、Firefoxユーザーはこれを利用することで、ページ内にあるリンクの詳細情報を非常に簡単に得ることができるようになります。
Firefoxに専用のアドオン「aguse」をインストールしておくと、リンクコンテキストメニューに[aguseで調べる]という項目が追加されます。
これを実行すると「aguse」の調査結果ページが表示され、ここでページの詳細情報を確認することができるというわけです。
情報の内容は、IPアドレスや逆引きホスト名、METAタグ情報、マルウェアの有無、外部オブジェクト、サーバの位置情報、ドメイン情報、管理者情報などとなっており、サイトの詳細を事細かに知ることができるようになっています。
基本的な機能は、このようにリンク先の情報をURLの入力無しに行うことができるというものです。
さらにもう一つのアドオン「aguseポップアップツール」をインストールしておけば、リンクにマウスオーバーするだけで、フィッシング/マルウェアサイトでないかの判定、サーバ位置の国旗表示、サイトドメインをポップアップで確認することができるようになります。
*ポップアップウィンドウ内をクリックすれば、上記詳細情報のページを開くこともできます。
このように、2つのアドオンを導入しておくことで非常に簡単な操作でリンクの安全度やドメイン/ホストに関する情報を得ることができるようになります。
なお、「aguse」のページには上記のような[ウェブ]調査以外に[メール]調査項目も用意されており、こちらに表示されるボックスへメールヘッダを入力すれば、メールの経路や送信者の情報などを得ることもできますので、興味のある方は使ってみてください。
このようなサイト情報を調査するツールのほとんどが海外のもので、日本のユーザーからすればそのサイト自体が怪しいようなものも少なくなく、得られる情報もわかりにくいものが多いですが、aguseのような国産ツールなら気軽に利用できそうですね。
aguse
ダウンロード:aguse(Add-ons for Firefox)
ダウンロード:aguseポップアップツール(aguse.jp)
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