このように、新しいタブを開くだけで一元管理ができるのは非常に便利ですが、オプション設定やその他の操作を行うには、スパナアイコンをクリックして各項目へアクセスしなければなりません。
新しいタブからこうしたオプション関連へのアクセスもできるようになればさらに利便性がアップしますね。
Google Chromeにそんな機能を与えてくれる拡張機能が「Cognition Desktop」です。
「Cognition Desktop」は、新しいタブページで、デフォルトで表示される項目以外に、設定ボタンなどからアクセスしなければならない設定画面やブックマークマネージャへのアクセスなどができるようにカスタマイズしてくれるというものです。
拡張機能をインストール後、「新しいタブ」ページを開くと、背景が変更されるほか、時計やその他いくつかの機能ボタンが追加されるようになっています。
■デフォルト
■Cognition Desktopインストール後
追加された6つのボタンからは、各種オプションウィンドウを開くことができるようになっています。
ボタンは右から、オプションウィンドウを開く、拡張機能の管理画面を開く、履歴を開く、ダウンロードウィンドウを開く、ブックマークマネージャを開くとなっており、一番左のボタンをクリックすれば[Go Menu]と呼ばれる独自のコマンドランチャを起動することができるようになっています。
たとえば、ここに[?Google Chrome]と入力し、Enterキーを押せばGoogle ChromeをキーワードとしたGoogle検索が実行できるようになります。
また、[$ alert("I like Go!")]でアラートをポップアップ表示したり、[$ ListApps()]と入力して導入しているウェブアプリの一覧をデスクトップ上にポップアップで表示するなど、JavaScriptを実行できたりもします。
次期バージョンではこれらのコマンドに新しいタブページのデザインを変更するためのものも追加されるようです。
現在使えるコマンドはこちらのページに記載されていますので、興味のある方はアクセスしてみてください。
以上のように、新しいタブページからオプションやその他のツールを開くことができるようになる上、コマンドラインでの各種操作も可能になるというまさに"デスクトップ"ライクな拡張機能となっています。
Google Chromeの「新しいタブ」ページをさらに高機能化したいと思う方はインストールしてみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Cognition Desktop(Google Chrome extensions)
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