しかし、海外のサイトなどを閲覧した場合、そこに記載されている時刻は現地時間となっており、日本のユーザーが実際に目にする時刻表記とは大きな隔たりがある場合があります。
時刻によっては日付を超えてしまうこともあり、その記事が昨日書かれたのか今日書かれたのかがわかりにくいこともあります。
こうした表記はできるだけ読者のタイムゾーンに合わせて表示されるほうがややこしくなくていいですね。
Firefoxに「Time Shift」というアドオンをインストールしておけば、サイトに表示されている日時を自分が住んでいる地域のものに変換することができるようになります。
「Time Shift」は、ユーザーが設定した特定のサイトに表記してある日時を、指定した時差に合わせて置き換えて表示してくれるというものです。
アドオンをインストールしたらまずオプション設定を開き、対象となるサイトや時差の指定を行います。
設定は画面下部の[Site Editor]部へ以下のような項目を記入することで行います。
■設定例:太平洋時刻を採用している[Official Google Blog]に表示されている投稿日時を日本の日時で表示する場合。
○Site:時差を修正したいサイトアドレスを記入します。
○Offset from local time:ローカルタイムとの時差を記入します。たとえば見本のように太平洋時刻を採用しているブログと日本の時差は17時間となりますので、+17と記入します。
○Date format:そのサイトの日付表示方法を選択します。
○Date Order:そのサイトに表示されている日時の並び順を選択します。
<Display Format>
ここでは変換後の表示方法を指定できます。
[Date Format]で年月日の表記方法、[Time Format]で12/24時間表記の指定が行えます。
また、[Show original time on mouseover]にチェックを入れておけば、変換時でも時刻表記にマウスを乗せることで元の現地時間をツールチップ表示することができます。
すべての項目を記入し、[Save]をクリックすればサイトがリストに登録されます。
たとえば、[Official Google Blog]では、記事の上部に投稿した日付と時刻が表示されていますが、これは太平洋時間となっており、日本のユーザーが実際に目にするのは冬時間で17時間先の時刻となります。
上部見本のように[+17]設定することにより、投稿日時が以下のように日本時間で表示されるようになります。*さらに年月日の並び順、24時間制での表記にしてあります。
また、[Show original time on mouseover]にチェックをいれている場合は、以下のようにマウスオーバーで元の日時を参照することができます。
そのサイトに表記されているタイムゾーンとの時差を自分で判断して設定しなければならないのが難点ですが、記事の鮮度やファイルのアップデート日時を自分の時間感覚で確認したいという方は使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Time Shift(Add-ons for Firefox)
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