これらの通知を見ることで、SSL接続中であるか、認証済みのサイトであるかなどがわかるようになっていますが、このように小さな通知では常時意識しておくのも難しいですね。
最近では有名サイトの偽ページなども珍しくないことから、こうした接続状況や認証状況を把握しておくのも大切なことです。
このようなセキュアなサイトへの接続状況を一目でわかるようにしてくれるFirefoxアドオンが「SSLPersonas」です。
「SSLPersonas」は、FirefoxでSSL接続を行った際、Personasのテーマを変更することでその状態を把握することができるようになるというものです。
アドオンをインストールすると、同時に本アドオンで利用するデフォルトのPersonasテーマがインストールされるようになっています。
通常接続時は現在利用中のテーマ(またはPersonas)のままですが、SSL(https)接続を行うとその状態に応じてFirefoxのテーマが以下のように変化します。
■安全なウェブサイト(証明書あり、認証局によって認証済み。):グリーン
■安全なウェブサイト(有効な証明書):ブルー
■一部暗号化されていない、または不安定な内容のサイト:オレンジ
*オレンジは再現できませんでしたのでアドオンページのサンプル画像を引用しました。
このように、テーマそのものを変更することで、接続状況を簡単に把握することができるようになります。
また、オプション設定を行うことにより、これら3パターンのテーマを好みのPersonasテーマに変更することが可能です。
設定を行うには、グリーン、ブルー、オレンジそれぞれの空白部に[Get Personas]へ登録されているテーマ個別のURLを入力し、[Save]をクリックします。
*日本語版のGet Personasページ(ja)のURLでは正常に反映されません。URLを取得する場合はGet Personasページ下部の言語切り替えを行い、English(US)、またはDeutsches(de)を選択してください。
以下のようなダイアログが表示されたら設定完了です。
これでSSL接続時の状態を好みのテーマで通知できるようになります。
SSL接続状況をわかりやすくしてくれるアドオンやスクリプトはいくつかありますが、「SSLPersonas」は、このようにブラウザ全体、好みのデザインで通知してくれるというのが大きな特徴です。
接続状況が常に気になるという方はインストールしておいてはいかがでしょうか。
ダウンロード:SSLPersonas(Add-ons for Firefox)
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