せっかく有益な情報が掲載されているサイトでも、そんなデザインだったら長く読んでいられないかもしれませんし、もう訪問する気がなくなってしまうかもしれません。
Firefoxに「NoSquint」というアドオンをインストールしておけば、そんなサイトに出会っても、自分の好みの設定したズームレベルと各部のカラーをキープしたままブラウジングを行うことができるようになります。
*このアドオンはかなり以前に紹介したことがあるのですが、現在のバージョンではカラー設定も可能となっており、より自分の好みのスタイルでページを表示できるようになりましたので、あらためて記事にしました。
「NoSquint」は、特定のサイトのページ全体、またはテキストのズームレベル、リンクカラー、背景色、バックグラウンドイメージを自分で設定し、その設定を一定期間キープしたままブラウジングを行うことができるというものです。
アドオンをインストールすると、すべてのページが120%で表示されるようになり、ステータスバーに現在のズームレベルが表示されるようになります。
表示部を右クリックすると、ページ全体の倍率、テキストのみの倍率が変更できるようになります。
この状態では、単に全ページに倍率が適用されるだけですが、表示部をクリックして表示されるダイアログでは、現在アクティブになっているサイトの表示スタイルを細かく設定し、保存することができます。
このダイアログでは以下のような設定が可能です。
■フルズームレベル:ページ全体の拡大率をセットできます。
■テキストズームレベル:テキストだけの拡大率をセットできます。
■テキスト&バックグラウンド
○テキストカラー ○未訪問のリンク
○背景色 ○訪問済みのリンク
のカラーをカラーチャートから選んで変更することができます。
また、[Disable background images]へのチェックで背景イメージを非表示に、[Always underline link]にチェックを入れておけば、リンクに任意のカラーの下線を表示させることができます。
設定が完了し、OKをクリックすれば、今後そのサイトのページは設定した拡大率とカラーで表示されるようになります。
*デフォルトの場合、そのサイトに6ヶ月アクセスしなければ設定がクリアされます。
*表示部にマウスオーバーすれば現在のズームレベルなどが確認できます。
アドオンマネージャのオプション設定、またはステータスバー表示部右クリックから[Global Settings]を開けば、共通設定を行うことができます。
ここでは以下のような設定が可能です。
■General
○Firefoxを再起動してもサイトごとの設定を記憶する。
*個別設定したサイトに1/3/6/12ヶ月アクセスが無い場合、設定をクリアする。
*Firefoxでプライベートデータを消去するとき、NoSquintのサイト設定も消去する。
○Firefoxを閉じたとき、サイトごとの設定を消去する。
■Zooming
○基本ズーム:ページ・テキストズーム
○デフォルトページズームレベル
○デフォルトテキストズームレベル
○ズームレベルのステップ
○Ctrl+マウスホイールの回転でズームレベルを変更する。
○現在のズームレベルをステータスバーに表示する。
■Colors
○テキストカラー ○未訪問のリンクカラー
○背景色 ○訪問済みのリンクカラー
○背景イメージの無効化 ○常にリンクに下線を表示する
■Exceptions(例外設定)
ここに記入したURLには各設定を適用しません。
URLを記入して[Add Exceptions]で追加。書式には"*"や"〜"も使用可能。
[Edit〜]で編集、[Remove〜]で例外サイトを削除します。
以上のように、すべてのサイト、またはサイトごとに自分が見やすい拡大率やリンクカラーを設定し、その設定をキープしたままブラウジングを行うことができるというアドオンです。
読みにくいサイトがあるという方や、常に好きなサイズでページや文字を表示したいという方は導入してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:NoSquint(Add-ons for Firefox)
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