返信といえばThunderbird 3.1の場合、返信を作成するウィンドウを開くと元のメッセージが自動的に引用されるようになっていますが、いざ返信文を書き始めようとすると、カーソルが引用文の下になっていて、引用文の上部から返事を書き始めたい場合はカーソルの移動という面倒な作業が発生してしまいます。
引用文をよく読んでから返信する方や、引用文の下に返事を書く習慣がある場合は問題ありませんが、ほとんどの方は返事の下に引用文というスタイルで送信するのではないでしょうか。
もしあなたが引用文の上に返事を書く習慣があるのなら、以下の簡単な設定により、カーソルが引用文の上になった状態の返信ウィンドウを開くことができます。
<設定方法>
1.サイドバーで設定したいアカウント名を右クリックし、[設定]をクリックします。
2.[アカウント設定]ウィンドウが開きますので、左のツリーで[編集とアドレス入力]をクリックし、設定画面を切り替えます。
3.デフォルトの場合、[キャレットの初期状態]が[引用文の下]になっていますので、この部分の▼をクリックして[引用文の上]に変更します。
*[引用文の上]を選択すると、[署名を挿入する位置]も変更できるようになりますので、必要に応じて変更してください。
4.OKボタンでアカウント設定ウィンドウを閉じます。
これで次回から返信時ウィンドウを開いた際、カーソルが引用文の上で点滅した状態となり、すぐに返信文を書き始めることができるようになります。
■変更前
■変更後
*複数アカウントで同様の設定を行いたい場合は、各アカウントの[編集とアドレス入力]部を開いてそれぞれ設定する必要があります。
単なるオプション設定ですが、意外と見落としている方も多いのではないでしょうか。
引用文の上ですぐに返事を書き始めたい方は、変更するとストレスが軽減されると思いますので設定してみてはいかがでしょうか。
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