しかし、日常的に使うサービスのためにメールアドレスを登録するのはいいとしても、ちょっと試してみたいだけのウェブツールやプレゼントの応募程度でメインのアドレスなどを登録するのは抵抗がありますね。
Firefoxユーザーなら、このようなときでも数あるアドオンを使って捨てアドを簡単に生成して利用することができますが、それぞれ利用している捨てアドサービスが違ったり登録を必要をするなど様々な特徴があります。
今回は、こうしたシーンで活躍する捨てアドツールの中から、4つの捨てアドサービスを自在に操ることができるアドオン「Less Spam, please」というものを試してみました。
「Less Spam, please」は、あらかじめ登録したアカウント名(@より前)を使って登録不要な4つの捨てアドサービスからメールアドレスを生成し、フォームに貼り付けたり受信箱を確認したりすることができるというものです。
アドオンをインストールしたら、まずはオプションを開き、簡単な設定を行います。
オプションウィンドウでは以下のような設定が可能です。
○Mail address prefix:利用したいアカウント名(@より前)を入力します。
○Preferred address format:プレーン、ショート、スクランブルの3種から生成されるメールアドレスのフォーマット(@以降)を選択できます。
○Preferred provider:おなじみのtrash-mailなど、4つの捨てアドサービスから利用したいサービスを選択できます。
○Hide link to temporary mail inbox:ここにチェックを入れておけば、コンテキストメニューに「受信箱を開く」項目が表示されません。
設定完了後、実際に捨てアドを使いたい場合は、そのサイト内のメールアドレス記入欄などでコンテキストメニューを開き、[Insert a temporary mail address for this site]をクリックします。
これで設定したアカウント名、サービスを使った捨てアドをフォームに貼り付けることができます。
■プレーンスタイル
■ショートスタイル
■スクランブルスタイル
プレーンスタイルで生成されたメールアドレスは、アドレス内にドメイン名が追記されていることでもわかるように、このアドオンで生成して貼り付けたアドレスはそのサイト専用として利用することができます。
ユーザー登録などの場合確認メッセージなどが送られてくることが多いですが、このようなときは再度そのサイトを表示し、ページコンテキストメニューから[Open the temporary mailbox for this site]をクリックすればそのサイト専用の捨てアド受信箱を開くことができるようになっています。
■YopMialを使った場合の受信箱
■Mailnatorを使った場合の受信箱
このように、オプション設定以外の登録作業などが一切不要なことや、4つのサービスから好みのものを選択できること、サイトごとの受信箱を簡単に開くことができるなど、ほかのアドオンのいいとこ取りをしたような非常に使い勝手のいいアドオンです。
はじめて捨てアドを利用される方でもすぐに使い方が理解できると思いますので、プライバシーが気になる方、スパムメッセージにうんざりしている方は使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Less Spam, please(Add-ons for Firefox)
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