このようにURLを短縮することができるサービスは数多くあり、最近では頻繁に見かけるようになっていますが、中には悪質なページへジャンプさせるような短縮URLもあり、その安全度はクリックしてみないとわからないというのが実情です。
このような懸念を回避するために公開されたURL短縮サービスが[mcaf.ee]です。
[mcaf.ee]は、セキュリティツールでおなじみのMcAfeeが公開しているURL短縮サービスです。
Firefox、およびGoogle Chromeユーザーなら専用の拡張機能を使ってページ上のリンクURLから安全な短縮URLを簡単に生成することができます。
アドオンをインストールすると、リンクコンテキストメニューに[Shorten with mcaf.ee]という項目が追加されます。
これを実行すると、URLがmcaf.ee形式で短縮され、その短縮URLがクリップボードにコピーされるようになっています。
実行時は以下のように元URLと生成されたURLがポップアップ表示されるほか、その短縮URLがクリップボードにコピーされた旨が通知されるようになっています。
短縮されたURLにアクセスするとページ上部専用の通知部が表示され、その安全度がマークで表示されるほか、元URLの詳細情報などにもアクセスできるようになっています。
安全度のマークは緑(低リスク)、グレー(未証明)、黄色(注意)、赤(危険)となっています。
また、タブバー表記の冒頭にも[Green]のように安全度が表示されます。
なお、マルウェアを含んでいるような危険なサイトと判断された場合はページが表示されないようになっているなど、セキュリティ専門企業がリリースしているツールならではの安心感があります。
短縮URLサービスは使う側もクリックする側も自己責任が基本となっていますが、このように事前に安全度を判断できればちょっと安心ですね。
短縮URLをよく利用する方は、こちらのサービスを使って相手に安全なURLを提供するのもいいかもしれませんね。
Firefox用ダウンロード:McAfee Secure URL Shortener(Add-ons for Firefox)
Google Chrome用ダウンロード:McAfee Secure URL Shortner (Google Chrome 拡張機能)
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