このような書き込み時に気になるのがその入力内容の保護や、同一文章の繰り返し入力の煩わしさですね。
ブログ記事などの長文入力中にブラウザやPCがクラッシュしてしまったときの脱力感はなんとも言えないもので、経験したことのある方ならなんらかの対応ツールを導入していることでしょう。
Firefoxアドオンにも、このような入力内容の保護ツールがたくさんありますが、今回はそんな中から「Textarea Cache」というものを試してみました。
「Textarea Cache」は、Firefoxで表示されているテキストエリアの内容を自動的に保存し、専用のウィンドウからいつでも呼び出して再利用することができるというものです。
アドオンをインストールしたら特に設定は必要ありません、いつものようにテキストエリアに何かを入力するだけです。
入力中にステータスバーに専用のボタン が表示されれば内容の保存は完了です。
*ツールバーカスタマイズにより、ツールバーにも同様のボタンを配置することが可能です。
ページを閉じたあとやFirefoxを再起動した場合でも、このボタンをクリックすると専用のウィンドウが表示され、保持されたテキストの内容が参照できるというわけです。
テキストはエリアごとに保持した時間、ページタイトル別で複数保存されるようになっており、タイトル右の▼をクリックして表示されるドロップダウンリストから選択が可能となっています。
テキスト部では、カット・コピーなども可能ですので、他のエリアに対しても簡単に再利用することができます。
ウィンドウ下部のボタンでは、左から「選択しているアイテムの削除」「全てのキャッシュの消去」保存が完了した後、追記したようなときに使う「リロード」「コピーして閉じる」などの作業が可能です。
*アイテム削除時や全てのキャッシュの消去時には警告が表示されます。
オプション設定では
○ステータスバーアイコンの表示の有効・無効
○プライベートブラウジング時の機能の有効・無効
○例外サイトの指定
を行うことが可能です。
例外サイトに記述されたURLではアドオンの機能が無効となります。
*例外サイトの追加はステータスバーアイコン右クリック→[Add this site Exception List]でも可能です。
このアドオンを使ってキャッシュされた内容は、削除しない限りFirefoxを終了しても保持されますので、クラッシュ時のリカバリはもちろん、繰り返し入力する可能性のあるテキストなどを保持しておけば、エディタなどを開くことなく簡単に入力作業を行うことができるようになります。
ウェブページ上で入力を行うことが多いブロガーなどには非常に便利なアドオンですね。
この手のアドオンでは[Lazarus: Form Recovery]や[Clippings]が有名どころですが、別ウィンドウで表示・操作できるこちらも便利ですので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Textarea Cache(Add-ons for Firefox)
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