専用のギャラリーにはすでに30000以上のデザインがアップされているほか、「Personas Plus」を使えば自分でテーマを作成して適用することも可能ですが、これだけのデザインの中から自分の好みのテーマを探すのも大変ですし、だからといってテーマをわざわざ作っていられないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方に便利なFirefoxアドオンが「Canvas」です。
「Canvas」は、ロカールにある手持ちの画像やウェブページ上に表示されている画像を簡単にFirefoxのテーマとして利用することができるというものです。
アドオンをインストールすると、初期状態では以下のようにダーク系のテーマが適用されるようになり、専用のツールバーが追加されるようになります。
*画面上のポップアップはデフォルト検索エンジンにBingを使うかどうかを選択するものです。
これはCanvasがBingサーチから収入を得ているためで、YesをクリックすればBignを使用、Noをクリックすれば何も変更はされません。
まずはテーマとして利用する画像を登録するためにこのツールバー上の[MANAGE]ボタンをクリックします。
*ツールバー左側の検索窓は単なるBing検索窓です。
*ツールバーカスタマイズにより、このツールバーは不要時に隠しておくことができます。
ボタンをクリックすると以下のような画像管理ウィンドウが表示されます。
*すでに登録されている[Just a Color]はアドオン導入時に適用されるダークなデザインです。
ここで[Add]をクリックすると、テーマとして利用したいローカル画像の参照を行うことができますので、任意の画像を選択します。
選択が完了するとその画像がすぐにテーマとしてプレビューされ、コントロール画面が表示されます。
コントロール部では、画像適用時の背景色、メニューバーの文字色が指定できるほか、上下左右の矢印ボタンでツールバー部に画像を適用する位置を微調整することができるようになっています。
調整が完了し、OKをクリックすれば任意の画像がテーマとして適用されます。
また、ウェブページ上の画像をその場でテーマとして利用することもできます。
この機能を利用するには画像上で右クリックして表示されるコンテキストメニューから[Add Image to Canvas]をクリックします。
クリック後、即座にその画像がテーマとして適用されるようになります。
*適用後はローカル画像同様、[MANAGE]にて管理・調整が行えます。
こうして適用したテーマはツールバーの[MY・PIX]以下に登録され、複数登録されたオリジナルテーマをここからいつでも切り替えることができます。
*ツールバー右端にはオプション設定のようなボタンがありますが、ここにはチュートリアルやFAQ、運営者のギャラリーへのリンクなどがあるだけで、特に設定項目はありません。
以上のように、非常に簡単な操作によりオリジナルのテーマを利用することができるというアドオンです。
Personasのようにフッタ部までは画像を適用することはできないものの、オリジナル画像をこの程度の操作でテーマにすることができるのはありがたいですね。
好みのテーマがなかなか見つからない方や自分で撮影した画像をテーマにしたい方などは使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Canvas(Add-ons for Firefox)
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