このような場合、一旦画像をローカルに保存してからドローソフトでクロップするなどして必要部分を切り出すことになり、誰かに画像のその「部分」を渡したいようなときは時間も手間もかかってしまいます。
見つけた画像に対してこのような処理をしたいとき、その場でできればちょっと便利ですね。
そんな画像操作を可能にしてくれるFirefoxアドオンが「ZoomInto」です。
「ZoomInto」は、Firefoxで表示している画像を専用のウィンドウで拡大・縮小し、必要部分だけをクロップして印刷・保存・メール送信を行うことができるというものです。
アドオンをインストール後、目的の画像上で右クリックし、コンテキストメニューから[Zoom Into]を選択することにより実行できるようになっています。
実行するとその画像が表示された別ウィンドウが開き操作を行うことができます。
ウィンドウ上でマウスホイールを回転させることによって画像を拡大・縮小できるほか、下部の+−ボタンで拡大・縮小、および(上下中左右の)矢印ボタンで移動ができるようになっています。
こうして目的の部位を拡大表示し、位置を決めたら上部ツールボタン左端のクロップボタンをクリックします。
クロップはボタンクリック後に表示される囲み線をドラッグ&ドロップして決めることができるほか、H(高さ)W(幅)をインチ/ピクセルで直接指定したり、プリセットされたサイズから選択して決定することができます。
*サイズを直接指定した場合は[Go]ボタンをクリックすると囲み線がそのサイズになります。
必要部の選択後は左から2番目のボタンで印刷
3番目のボタンで保存(JPEG形式)
右端のボタンで選択部分をメールで送信することができます。
メール送信時は新規タブで以下のようなフォームが表示され、From/Toのアドレスやタイトル、メッセージを入力して送信するようになっています。
*タイトルに日本語を入力すると文字化けしますがメッセージ本文は日本語でも大丈夫です。
相手は以下のように選択部位の画像が添付されたメールを受け取ることになります。
このように、ページ上の画像をズームして必要部分だけをその場で再利用することができるというアドオンです。
ウェブ上の画像をクロップするのが面倒だと感じていた方は使ってみてはいかがでしょうか。
なお、本アドオンはオフィシャルサイトにてIE用アドオン、Google Chrome用エクステンション、Safari 3,4用拡張も用意されていますので、Firefox以外のブラウザをご利用の方はこちらからダウンロードしてご利用ください。
ZoomInto
ダウンロード:ZoomInto(Add-ons for Firefox)
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