しかしこの機能は、単に見たままのサイズの画像がポツンと表示されるだけで、ここからは(ページの)拡大・縮小や保存程度の作業しか行うことはできません。
ウェブサイトによっては画像をサムネイル表示している場合もあれば、[Lightbox]で表示するようなスタイルをとっているものもあり、こうした場合は実サイズの画像を開く作業を行ったあとで、「画像だけを表示」しなければなりません。
イメージ検索サイトなどでも同様の作業が必要なことから、面倒に感じていた方も少なくないと思います。
このようなFirefoxでの画像の表示を高機能化してくれるアドオンが「View Image Plus」です。
「View Image Plus」を使えば、Lightboxやマウスオーバー表示を使ったイメージや、各種画像検索時のサムネイルなどを簡単に実サイズで開くことができ、表示した画像を拡大・縮小することはもちろん、反転や回転など、デフォルトには無い作業を行うことができるようになります。
アドオンをインストールすると、画像上でのコンテキストメニューに[View Image Plus]という項目が追加されます。
これをクリックすると、黒い背景の中央にその画像だけが表示されるようになります。
*右上の[×]ボタンで終了します。
Google イメージ検索や Flickr、deviantART、Picasaなどではサムネイルであることを自動検出し、サムネイル上で実行するだけで元サイズの画像がこのスタイルで表示されるようになります。
また、表示された画像上で右クリックすると、通常メニューに加え以下のような表示メニューが利用できるようになります。
○元のサイズで表示
○View Image Plusを閉じる
○画像をウィンドウにフィットさせる
○画像を水平に反転
○画像を垂直に反転
○回転のリセット
○左へ90度回転
○右へ90度回転
ショートカットキーを使えば以下のような操作も可能です。
○+またはホイールを上方向へ回転:画像を拡大
○ーまたはホイールを下方向へ回転:画像を縮小
○shift +またはshiftを押しながらホイールを上方向へ回転:画像を徐々に拡大
○shift ーまたはshiftを押しながらホイールを下方向へ回転:画像を徐々に縮小
○0:元のサイズに戻す
○F:画面に画像をフィットさせる
○ドラッグまたは矢印キー:画像を移動
○windows スクロール:回転
○shiftを押しながらwindows スクロール:画像を徐々に回転
以上のように、各種画像の簡単表示に加え、スタイルの変更もできるというアドオンです。
画像検索時などに役立ちますので、デフォルトの画像表示機能に満足できない方は使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:View Image Plus(Add-ons for Firefox)[このアドオンは Mozilla のレビューを受けていません。]
<関連記事>
■ページ上の全画像をフルスクリーンでスライド表示するFirefoxアドオン「PicLens」
■ウェブページ上の画像をFirefoxのサイドバーでリサイズ・回転してから保存できるアドオン「CanImage」
■Webページ上の画像をその場で回転させることができるFirefoxアドオン「Rotate Image」(Firefox 3対応)
■ページ内に表示されている画像をリスト化するFirefoxアドオン「List All Images」
■Webページ内から画像のみを抽出して表示することができるFirefoxアドオン「Image Viewer」
■Webサイトの画像を開く際にLightboxを適用するスクリプト「Lightboxer」