特にこれで不具合はないのですが、こうして収集した情報を元に、Googleはそのユーザーの嗜好を解析し、表示する広告などを決めたりすることができるようになることから、なんとなく気分が悪いという方もおられるかもしれません。
こうした情報収集は、Googleの関連サイトだけで発生するものではなく、Googleのアクセス解析であるGoogle Analyticsを採用しているサイトや、Google アドセンス広告を掲載しているサイトでも同様のことが行われています。
このように、ブラウジングを行っているとGoogleに情報を送信・収集される機会というのはかなりありますが、いったいどこでどのような目的で収集されているのでしょうか。
そんなGoogleへの情報送信状態を一目で知ることができるFirefoxアドオンが「Google Alarm」です。
「Google Alarm」は、Google関連のサイトはもちろん、Googleのツールを利用しているサイトを訪問した際にアラートを発し、何に対して情報送信が行われているかを知ることができるというものです。
Google Alarm from Jamie Dubs on Vimeo.
アドオンをインストール後、Google関連サービス、またはGoogleのツールが埋め込まれたサイトにアクセスすると、以下のようにページ右上に赤い警告が1つないし複数表示されるようになります。
*警告は数秒で自動的にフェードアウトします。
見本はこのブログの例ですが、Google AnalyticsとAdSenseが利用されており、それに関する情報が送信されていることが確認できます。
また、そのサイトがYouTubeなどGoogleのサイトである場合は、アラート部に[Google Website]と表示されるようになっているほか、最上段には、 [11of 14 ・・・]という具合に、訪問したサイトのうちいくつのサイトがGoogle関連サイトであったか、また、いくつのサイトでGoogleのツールが利用されていたか閲覧件数と%で表示されるようにもなっています。
Googleのサービスはともかく、関連ツールを利用しているサイトは数限りなくあり、ほとんどの場合警告を発することになりますのでちょっとうっとうしくなってくるかもしれませんし、これで何かに対処できるわけではありませんが、利用ツールのチェックに使ったり、情報が送信されているということを意識しながらブラウジングできるのはいいかもしれませんね。
ダウンロード:Google Alarm
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NoScriptの変更設定でフリーズします
firefox 3.68
有効にして ページ右上に赤い警告が1つないし複数表示されるページで
NoScriptにてJSの許可・不許可を選択するため
オプションボタンまたはステータスバーのアイコンをクリックするとフリーズします。
警告が表示されないページではNSのオプションは選択可能