Beta 1は結局英語版のみのリリースでしたが、本バージョンから24カ国語に対応・・・ただし、本記事執筆時点ではなぜか今回も日本語版はリリースされていません。
また日本語版がリリースされていないので日本人にとっては実用性が無いと思いますが、とりあえずBeta 1,Beta2のリリースノートなどからいくつかの特徴を抜き出してみました。
7/28 15:30追記
Firefox 4.0 Betaで日本語版がリリースされない理由について、mozilla developer streetにFirefox 4 BetaX の日本語版についてという記事がアップされています。
これによると、開発段階である4.0はまだUIが固まっていないため、現段階でそれらの変化を修正しながらローカライズ作業を行えるほどの人手が無いためということです。UIが安定すると思われるBeta 4,Beta5あたりから日本語版作成を行う予定と書かれていますでの、日本のユーザーはもうしばらく待つしかないですね。
なお、すでにFirefox 4.0 Beta 1(US版)を試用中の方は、ヘルプメニュー→[Check for Updates]より自動更新が可能となっています。
Firefox 4.0 Beta 2の主な特徴は以下の通りです。
■Windows,Mac,Linux版ともに24言語に対応しました。ただし本バージョンでも日本語版はスルーされています。(本記事執筆時点)
■メニューバーを集約する[Firefoxボタン]やタブを上段に表示する[Tab on Top]をデフォルトで採用し、UIを一新
■App Tab機能
タブコンテキストメニューから[Make into App Tab]を実行すると、タブをファビコン化することができます。
ファビコン化されたタブコンテキストメニューから[Make into Normal Tab]で元に戻ります。
■CSS Transitions
-moz-transform CSSプロパティを利用することによって、このページやこのページにあるようなアクロバティックな要素の表示ができるようになります。
■JavaScriptエンジンの改良による高速化
■WebGLサポート
このデモページにあるような3Dをグリグリ動かせます。
*デフォルトでは機能がOFFになっていますので、about:configにて[webgl.enabled_for_all_sites]を[true]に変更してください。
■ビデオフォーマット「WebM」のネイティブサポート
■スマートロケーションバー検索の結果に現在開いているタブがある場合、そのタブにフォーカスを移します。
■タブで開く新しいアドオンマネージャ
■停止・リロードボタンの統合
■ブックマークボタン
デフォルトではブックマークツールバーが表示されず、ブックマークボタンとして表示されます。ただし、メニューバー表示時にはブックマークボタンは表示されません。
以上のように、3.×とはUIも機能も異なる次世代ブラウザとなっています。
なお、本バージョンはあくまでテスト目的ものとなっており、利用に際して不具合などが発生する可能性があります。
インストールディレクトリの確認、別プロファイルの作成による起動を行うなど、十分注意の上、自己責任にてご試用ください。
ダウンロード:Firefox 4.0 Beta 2(mozilla.com)