Firefoxで開いているタブをグラフィカルに組織化できる「Tab Candy」

UbiquityやJetpackの開発に携わるAza Raskin氏のブログポストで、新しいFirefoxのタブマネージメントシステム「Tab Candy」について書かれています。

このシステムは開いている多くのタブをグラフィカルに組織化できるというもので、大量のタブをドラッグ＆ドロップにより任意のグループに分け、それらを管理することができるというものです。

＜利用イメージビデオ＞

An Introduction to Firefox's Tab Candy from Aza Raskin on Vimeo.

「Tab Candy」は現在アルファ版となっており、アドオンとしてのリリースはされていません。利用するには「Tab Candy」が同梱された[Firefox 4.0b3pre（英語版のみ）]が必要となります。

Firefox 4.0b3preを起動すると、タブバー右端に「Tab Candy」の起動ボタンが表示されます。





このボタンをクリックすると、現在開いているタブ一覧がサムネイル表示されるようになっています。





最初は開いている全てのタブが一つの枠内に表示されていますが、この中から任意のタブを枠外にドラッグ＆ドロップすると、そのタブが別枠として表示されるようになっています。

ここに他のタブもドラッグ＆ドロップして追加すると、これが新たなグループとして機能するようになります。





グループ左上の編集ボタンをクリックすればグループ個別に名前を付けることができるほか、右下コーナーのドラッグ＆ドロップでサイズの変更、空白部のドラッグ＆ドロップで移動、[+]ボタンで新規タブの追加などができるようになっています。





こうして作成されたグループの空白部分をクリックすれば、大量のタブを開いている状態でも、そのグループに含まれたタブだけがFirefox上に表示されるようになります。

おおまかな機能概要は以上のようなものですが、なかなかおもしろいタブマネージメントシステムですね。

正式版として今後リリースされるFirefoxに同梱されたり、アドオンとして利用できるようになるのが楽しみなツールです。


ダウンロード：Firefox4.0 b3pre（en-US）

＊上記ダウンロードサイトからダウンロードできるFirefoxは正式公開前のテストバージョンとなっています。別プロファイルを作成してテストするなど、十分な注意をはらってご利用ください。