中には目が痛くなるような配色のサイトがあったり、やたらと小さかったり読みにくいフォントが指定されているようなこともありますが、これらはユーザーサイドではどうすることもできず、内容が気に入っているのなら目が痛いのもガマンして閲覧するしかありません。
このようにスタイルが自分の好みに合っていないサイトでも、読む側でフォントや配色がコントロールできれば継続して訪問したくなるかもしれませんね。
そんなサイト表示を制御することができるFirefoxアドオンが「Styles Tuner」です。
「Styles Tuner」は、任意のウェブサイトのCSS各部を調整し、フォントカラーやサイズなどを自分好みのスタイルで表示させることができるというアドオンです。
アドオンをインストールすると、ツールバーに専用の起動ボタン が配置されます。
スタイルの調整を行いたいサイトを表示してこのボタンをクリックすれば、サイドバーに以下のようなパネルが表示されるようになります。
調整を開始するには、パネル上部にある一番左側のボタンをクリックします。
数秒待てば、そのサイトで使われているCSSの各要素が表示されるようになります。
各要素のパネル内では、フォントカラー、背景色、フォントサイズ、フォントの選択ができるようになっており、それぞれスライダを動かしたり、選択することにより、その要素に該当する部分のスタイルを変更することができます。
*サイドバーパネル内で各要素をクリックするほか、サイト表示部の各部にマウスオーバー後、クリックすることでも要素の選択が可能です。
マウスオーバー後にクリックすると、ページ上、サイドバーパネル上の要素が赤破線で囲まれるようになっています。
また、各要素パネル内の[Default]でデフォルトに戻すことができるほか、[CSS]ボタンをクリックすれば、CSSの記述内容を小窓で表示させることもできます。
こうして表示スタイルを自分好みの変更したら、サイドバーパネル上部ボタンの×をクリックして閉じます。
これで今後はこのサイトを表示するたびに、設定したスタイルが適用されるようになります。
*ブログなどの場合、トップページなどで設定しておけば、同じCSSを使っている個別記事ページなどでも適用されます。
設定したスタイルを元に戻したい場合は、サイドバーパネル上部の左から2番目のボタンクリックで表示しているサイトの全スタイル変更を、左から3番目のボタンで設定しているすべてのサイトの変更を取り消すことができます。
オプションウィンドウでは、サイドバーパネルのスタイルや要素選択時の破線カラーの変更、オプションの有効期間などが設定できるようになっています。
このように、サイト閲覧者側で手軽にスタイルの変更ができるというアドオンとなっています。
これがあれば、目が痛くなるサイトを涙目でガマンしながら見なければならないようなことも減るかもしれませんね。
ダウンロード:Styles Tuner(Add-ons for Firefox)[このアドオンは Mozilla のレビューを受けていません。]
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