この機能はウェブアプリなどを常時表示しておきたいような場面で非常に便利ですね。
この機能はただ単にタブ幅が小さくなるだけのもので、それ以外は通常のタブでサイトを開いているのとそう変わりはありませんが、Google Chromeのdev版を利用すると、[新しいタブページ]からGoogle アプリをスタンドアロン感覚で常駐起動させることができるようになります。
この機能はGoogle Chromeのdev版を利用して、以下のステップのように特別な拡張機能を有効にすることによって利用することができます。
<利用方法>
1.Google Chromeのdev版をインストールする。
2.Google Chrome devの起動ショートカットを右クリックしてプロパティを開き、[リンク先]の記述の末尾に[ --enable-apps]とオプションを追記します。(--の前に半角スペース)
追記前:C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Google\Chrome\Application\chrome.exe
追記後:C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Google\Chrome\Application\chrome.exe --enable-apps(--の前に半角スペース)
3.Google Chrome devを起動し、アドレスバーに[chrome://extensions]、または設定ボタン→Tools→拡張機能をクリックし、「拡張機能」のページを開きます。
4.上記ページ右上の[デベロッパーモード]横の[+]をクリックし、[デベロッパー モード]に切り替え、表示された[パッケージ化されていない拡張機能を読み込みます]ボタンをクリックします。
5.フォルダの参照ウィンドウが開きますので、ここで以下のフォルダを辿ります。
Windows Vista, Windows 7の場合:\Users¥[ユーザー名]\AppData\Local\Google\Chrome\Application\[Versionナンバー]\resources
Windows XPの場合:\Users¥[ユーザー]\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\Application\[Versionナンバー] \resources
この[resources]フォルダ内には[calendar_app](Googleカレンダー)[docs_app](Google ドキュメント)[gmail_app](Gmail)の3つのフォルダが存在しますので、[新しいタブページ]から起動したいアプリ名のフォルダを参照先として選択し、OKをクリックします。
*2つ、または3つのアプリを利用したい場合は4−5の作業を繰り返します。
これで、拡張機能一覧に[Google Calendar]や[Google Docs]が追加されるはずです。
拡張機能として追加されたら新規タブを開いてみましょう。
画面内に大きなアイコンでこれらGoogle アプリの起動ボタンが表示されているはずです。
このアイコンをクリックすると、各Google アプリが一番左のタブに[Pin Tab]利用時と同様ファビコン化された状態で開くようになります。
ここから起動されたGoogle アプリをアクティブにした場合、アドレスバーやブックマークバー、その他ツールバーボタンなどは表示されず、純粋にアプリのメイン部分だけが表示されるようになっています。
このように、よく使うウェブアプリを簡単に起動し、タブをコンパクト化して常駐させることができるようになります。
Googleのアナウンスでは、今後この機能を他のウェブアプリなどにも広げ、単純に閲覧するだけのウェブサイトとは別の開き方を提供してくれる予定とのことです。
dev版を使わなければいけないのがあれですが、すでにdev版をご利用の方や、興味のある方は設定してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Google Chrom dev(google.com/chrome)
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