発言の内容にしたがい、そのURLをクリックすれば元ネタのあるページを参照したりすることができるわけですが、これらは全てがまともなものではなく、時にはとんでもないサイトに誘導されるおそれもあります。
ITネタだと思ってURLをクリックすると、大人のサイトや詐欺サイトに飛ばされたりするのは非常に不愉快かつ危険なことですね。
最近ではこの短縮URLをデコードしてジャンプ先のURLを確認できるようなツールも多数ありますが、デコードされたからといってその安全性までが確認できるわけではありません。
このような時に、リンク先の安全性を確認できるFirefoxアドオンが「BrightCloud Twitter Scan」です。
「BrightCloud Twitter Scan」は、Twitterの発言に付与されているURLの横に、安全・注意・危険のマークを付与し、一目でそのURLの安全性をチェックできるというアドオンです。
アドオンをインストールした後Twitterにアクセスしてみると、以下のようにURL横に緑のチェックマークや赤い×印が表示されるようになります。
緑のチェックマークは安全である、オレンジの?マークは安全性が確認できない、赤の×印は危険なサイトであることを示しています。
また、それぞれのマークにマウスを乗せると、ポップアップで短縮URLをデコードしたジャンプ先のURLが表示されるほか、そのURLがどんなジャンルのサイトで、どの程度の評判であるかをスコアで示してくれます。
たとえば以下のような危険警告が出ているURLの場合、発言はFirefoxに関するものであるにもかかわらず、カテゴリはアダルトで信頼度は40ということがわかります。
管理者の投稿の場合、カテゴリは個人サイト/ブログとなり、信頼度は84と表示されました。
このように、安全であるか危険であるかを視覚的に判断できるだけでなく、そのリンク先のカテゴリやURLまで知ることができるというアドオンです。
これだけ大量の投稿があれば、危険なURLもそれだけ存在しているはずです。このような状況でなんでもかんでもクリックしていると被害に遭うということは十分考えられます。
このアドオンで表示されるすべての評価が正しいとは限りませんが、ユーザーとしてはこうしたツールで最小限の自己対策を行っておくことも必要でしょう。
23:24追記:kesさまにコメントで教えていただいたように、本アドオンをインストールすると、カスタマイズしているツールバーが初期状態に戻されることが確認できました。
テスト時には気がつかずご迷惑をおかけしました。
ツールバーをカスタマイズしていない場合は特に問題はありませんが、配置を変更していたりボタンを追加されている方にとっては、起動ごとにリセットされてしまうのでストレスになるかと思います。
この点を考慮の上、ご利用いただければと思います。
kesさま。ご指摘ありがとうございました。
ダウンロード:BrightCloud Twitter Scan(Add-ons for Firefox)[このアドオンは Mozilla のレビューを受けていません。]
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ただ、私の環境(Firefox3.6.6,Win7)では、ツールバーに追加したアイコンが表示されなくなる不具合が見つかりました。Firefoxのプロファイルを一時退避してBCTwitter(0.1)のみの構成にしても再現しました。ツールバーを変更しているユーザは注意が必要かもしれません。
こんばんは。管理者です。
当方もFirefox3.6.6(Win7)でテストして記事にしたのですが、不具合には気がつきませんでした。
テスト環境ではツールバーカスタマイズをしていなかったからかもしれません。
あらためて検証してみます。
情報ありがとうございました。
理由がはっきりしなかった為、firefoxをプロフを含め全て削除して実験しました。
このアドオンを無効にすると正しく表示されますが、有効にすると、崩れます。