有名ニュースサイトから個人のブログまで、こうした広告は毎日のように目にしますが、表示が重い、コンテンツに集中できない等の理由でブロックされている方も多いと思います。
こうした広告でサイトが維持されているというのも理解できることですが、一番目障りなのは自分の趣味に合わない広告などが表示されることではないでしょうか。
広告の中身が自分の興味のある内容ならば、そう目障りにもならないでしょうし、逆にクリックすることで新たな情報を得ることもあるはずです。
自分で広告枠に表示する内容が制御できれば閲覧者、サイト管理者双方にメリットがあっていいですね。
そんな広告内容の制御を可能にしてくれるFirefoxアドオンが「AdMe」です。
「AdMe」は、ローテーションバナー広告などの表示部に、ユーザーが自分で好き・嫌いを選択できるボタンを表示し、嫌いな内容の広告を別のものに取り替えたり、ある広告主の広告だけをブロックするようにしたりすることができるというアドオンです。
アドオンをインストールすると、バナー広告の下部に以下のようなレーティング用のボタンが表示されるようになります。
緑のチェックマークボタンをクリックすればその広告が好き、赤の×ボタンをクリックすればその広告が嫌いであるというように各付けすることが可能です。
ローテーションバナーの場合、×ボタンをクリックすることでその広告以外の広告が表示されるようになります。
毎日のブラウジングでこのような作業を繰り返すうちに、「嫌い」と各付けした広告が表示されないようになり、「好き」であると各付けした広告が優先的に表示されるようになってきます。
なお、デフォルト設定では、同じ広告主の広告を3度「嫌い」と各付けすれば、その広告主の広告は今後非表示となります。
オプション設定では、こうしたレーティングのアクションを細かく調整することが可能です。
<オプション設定>
■広告の取り替え
「嫌い」とマークした広告を他の広告に差し替えます。
■広告主
嫌いとレーティングした回数が「指定回数」に達すればその広告主の広告をブロックする。
■嫌いであると各付けした後
「新しい広告を表示する」「その広告を非表示にする」「その広告を表示したままにする」
■広告ブロック
常に広告を非表示にします。
■レーティング部のオーバーレイ表示
スライダを移動することにより、レーティング部のオーバーレイ表示の濃淡を調整できます。
■データ管理
「全てのレーティングデータを削除」「レーティング内容の参照」ができます。
以上のように、単にブロックするだけでなく、表示される広告の内容をユーザーの好みに応じて調整することができるというアドオンとなっています。
全部隠してしまうのは困るという方や、広告も大切な情報源だという考えをお持ちの方は導入してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:AdMe(Add-ons for Firefox)
<関連記事>
■Firefox 3に対応した超メジャー広告ブロックアドオン「Adblock Plus」(ver 0.7.5.4)
■Adblock Plusで広告を非表示にしていても、よく見るサイトを支援できるFirefoxアドオン「AdRemind.Me」
■Webメールの広告を除去するFirefoxアドオン「WebMail Ad Blocker」
■印刷前にページ内の広告画像などを任意で消去できるFirefoxアドオン「Nuke Anything Enhanced」
■ユーザーの嗜好を追跡する広告用トラッキングクッキーをオプトアウト(無効化)するFirefoxアドオン「Targeted Advertising Cookie Opt-Out (TACO)」
■ページ(サイト)内コンテンツを任意で非表示にすることができるFirefoxアドオン「Remove It Permanently」
■Google リーダーで[PR][AD]で始まる記事タイトルを非表示にできるGreasemonkeyスクリプト「Google Reader Auto Read Ads」
■ブックマークしているサイトをAdblock Plusのホワイトリストに一括登録する方法。