フィードリーダーなどからURLを渡しながら読みたいものをどんどん開くようなときによくあることですが、このような時にフリーズなんかしてしまうと結局効率の悪いことになってしまいますね。
最近は、タブを開いても読み込まずに保留するようなアドオンがチラホラ出てきており、このような現象も回避することが可能となっています。
今回は、このようなジャンルのアドオンから「Load Tabs Progressively」というものを試してみました。
「Load Tabs Progressively」は、ブックマークフォルダなどを一気に開いたようなとき、読み込みを開始するタブの数を制限し、Firefoxのパフォーマンス低下を防いでくれるというアドオンです。
アドオンをインストールしたあとは、一気に10−20のタブを開いても、ロードするのは最初の3つだけに制限され、残りのタブは待機中となります。
なお、デフォルト設定の場合未読タブ数が3つ以上ある場合はそれ以上のタブの読み込みは開始せず、未読タブが3つ以下になるごとに、待機中のタブの読み込みが順次開始されるようになっています。
オプション設定では、これらの制限数などを変更することが可能です。
○Maximum number of concurrent loading tabs
同時にロードするタブの最大数を設定します。デフォルトは[3]で上記のようなアクションとなり、[0]に設定すれば制限なしとなります。
○Maximum number of unread loaded tabs
待機中のタブの読み込みを開始する際の未読タブ数。デフォルトは[3]となっており、未読タブが3つ以上ある場合は待機中のタブの読み込みを開始しません。未読タブが3つ以下になれば順次待機中のタブをロードします。
[-1]に設定すれば制限なしとなり、[Maximum number of concurrent loading tabs]で設定した数だけタブのロードが完了すれば次々にタブをロードしていきます。
*[-1]の場合、読み込みが終わるごとに[Maximum number of concurrent loading tabs]で設定した数だけ順次ロードされます。
また、[Next tab to load]では、読み込みを始めるタブを「最初の」「左の」「右の」「最初の」「関連する」ものから選択して設定することができるようになっています。
これらの挙動はFirefoxを再起動してタブがリストアされた際にも有効となります。
こうして文章にすると非常にわかりにくいのですが、ちょっと使ってみればすぐに効果がわかります。
似たようなアドオンでは[BarTab]や[Reload Tabs Progressively]がありますが、こちらは読み込み数や未読がある場合の挙動が設定できるというのが特徴となっています
複数のサイトをまとめて開くことが多い方は使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Load Tabs Progressively(Add-ons for Firefox)[このアドオンは Mozilla のレビューを受けていません。]
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