しかし、このモードではあらゆるバーが隠れてしまうことから操作に支障が出ることもあり、実際にはビデオや画像を鑑賞する時ぐらいにしか使えませんね。
このようにフルスクリーンだけでは困るという方のために、各種バーを非表示にしたり、自動開閉するようなアドオンやCSSが多数公開されていますが、導入するのも適用するのも個別となってしまい、なかなか思うようにいかないという場合も多いと思います。
そんな方に使って欲しいFirefoxアドオンが「FlexBar」です。
「FlexBar」は、Firefoxのツールバー、メニューバー、ステータスバー、サイドバー、ページ内検索バーなどのあらゆるバーをボタン一つで好みの状態にすることができるというアドオンです。
アドオンをインストールすると、ツールバーに専用のボタン
ボタン横の▼をクリックすると以下のようなメニューが表示され、ここで各バーの状態をセットすることができるようになっています。
セットできる項目はメニューバー、ナビゲーションツールバー、ブックマークツールバー、タブバー、サイドバー、ページ内検索バー、ステータスバーの7つとなっています。
メニューにあるこれらの項目名をクリックするごとに、項目名左のアイコンが[×][チェックマーク][矢印]の3種の状態に変化していきます。
[×]は非表示、[チェックマーク]は表示、[矢印]は非表示+マウスオーバーで表示(自動開閉)を意味しています。
これらの設定が完了した後に専用ボタンをクリックすれば、各バーが設定した状態に切り替わるというわけです。
たとえば上の画像のように設定した場合、実行ボタンをクリックすると、ナビゲーションツールバーはそのままで、メニューバー、ブックマークツールバー、ページ内検索バーが非表示となり、タブバー、サイドバー、ステータスバーは隠れるもものマウスオーバーで表示されるようになります。
このように、全てのバー類の「状態」を個別に設定し、ワンタッチで変更することができるというのがこのアドオンの特徴です。
オプションでは、マウスオーバーで表示させたバーが再度自動で隠れるまでの秒数と、バーが隠れても操作ができるよう、タブバー左側にナビゲーションボタンを設置するように設定することが可能です。
■ナビゲーションボタン
このアドオンなら、自分の好みに応じたパターンで各種バーの状態を決めることができますので、スペース調整にお悩みの方はは是非試してみてください。
ダウンロード:FlexBar(Add-ons for Firefox)[このアドオンは Mozilla のレビューを受けていません。]
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