このアドレスは、基本的にメールリンクになっているものが多く、それをクリックすることによってメーラーなどからメッセージを送信することができるようになっていますが、どこに記載されているのかがわかりにくかったり、後から利用したいときにキープしておくことができなかったりします。
このようなとき、便利に使えるFirefoxアドオンが「Where's the email!?」です。
「Where's the email!?」は、表示しているウェブページ内にメールアドレスが記載されている場合、その有無をロケーションバーアイコンで表示し、素早く新規作成画面を呼び出したり、それらのアドレスを収集してURLとメールアドレスを関連づけたリストを作成したりすることができるアドオンです。
アドオンをインストールすると、ロケーションバーに小さな封筒アイコンが付与されます。
閲覧中のページにメールリンクが記載されていると、このアイコンが変化
*複数アドレスが表記されている場合は複数行で表示されます。
このアドレスをクリックすれば、メールリンクをクリックしたときと同じように新規作成画面を立ち上げることができるというわけです。
収集したアドレスは、各ドメインごとにアドオンによってローカルにデータベース化されるようになっています。
そのほかにも、アイコンを右クリックして表示されるメニューから以下のような操作が可能となります。
■メールアドレスの検索
任意のキーワードでデータベースからアドレスを検索できます。
■アドレスの追加
たとえば、このブログはアドレスが自動的に収集されませんでしたが、そのような時でも、[Add email to・・・]をクリックしてそのドメインに関連するアドレスを手入力でデータベースに登録することができます。
■選択アドレスの追加
自動収集されなかったページ内でメールアドレスを発見した場合、それを選択して[Add selected email to・・・]をクリックすれば、そのアドレスをそのドメインに関連づけて登録できます。
■メールアドレスのコピー
選択したメールアドレスをクリップボードにコピーします。
■エクスポート
データベースをエクスポートします。
■インポート
データベースをインポートします。
■データベースを空にする
データベースの内容をクリアします。
■現在のドメインでアドレスの収集を止める
■全てのドメインでアドレスの収集を止める
以上のように、メールアドレスの記載場所を探さなくてもメッセージをすぐに作成できたり、データベースをアドレス帳代わりにしてあとから再利用することができるというアドオンです。
問い合わせが必要な企業のサイトや、よくメッセージを送信する機会があるブログなどのアドレスをドメイン別にデータベース化しておけば便利かもしれませんね。
ダウンロード:Where's the email!?(Add-ons for Firefox)
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