受信プロセス中に再起動したり、別のプロファイルで同一アカウントを利用したりするとこのようなことがよく起こりますが、気持ち悪い上にフォルダ内がややこしくなってしまいます。
このように重複メールが存在する場合、同じヘッダのものを探して削除する作業は非常に面倒ですね。
Thunderbirdでは、このようにメッセージが重複してしまった場合、それをどう処理するかについて設定することができるようになっています。
設定を行うには、ツール→オプション→詳細→[一般]タブ内の[設定エディタ]クリックし、[細心の注意を払って使用する]ボタンを押して[about:config]を開きます。
[about:config]ウィンドウ開いたら、フィルタ欄に[mail.server.default.dup_action]と入力表示項目を絞り込みます。
この項目はデフォルトで、「値」部分の数値が[0]となっています。
項目をダブルクリックして「整数値を入力してください」ダイアログを表示し、ここに0-4の任意の数値を入力することにより、重複メッセージの処理アクションを以下のように変更することができます。
[0]:重複メッセージを通常のメッセージとして扱う [デフォルト]
[1]:重複したメッセージを自動的に削除する
[2]:重複したメッセージをゴミ箱に移動する
[3]:重複メッセージを自動的に既読にする
好みの数値を入力したら、OKで閉じます。
これで重複メッセージを受信してしまっても、今後は自動的に削除したりすることができるようになります。
重複メールを検索・削除できるThunderbird用アドオン「Remove Duplicate Messages」のようなものもありますが、アドオンをインストールしなくてもこれである程度の処理はできるのではないでしょうか。
メッセージが重複してしまったときに苦労して手動で処理されていた方は、設定しておくと便利になると思いますので試してみてください。
なお、デフォルトに戻したくなったら、再度設定エディタにて[mail.server.default.dup_action]を開き、項目を右クリックしてメニューから[リセット]をクリックすることで元に戻すことができます。
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