評価やレビューというほど大げさなものではなく、ベンチマークなどで比較したものでもありませんがFirefox 3.6との比較などをちょっとだけ書いてみたいと思います。
■起動
速い!Firefoxと比べると雲泥の差で、Google Chromeとどっちが速い?というレベルです。ただし、2回目以降の起動は明らかにChromeのほうが速いと思います。
いまのところFirefoxは何をカスタムしても勝てないと思います。
■UI
タイトルバーも無く、ロケーションバーと小さなボタン類が少々並ぶだけのシンプルなインターフェースを持っており、Firefoxユーザーが初めて使うとなにがどこにあるのかさっぱりわからないです。シンプルイズ”ややこしい”といった感じですがこれは慣れの問題でしょうか。
タイトルバーも無く、ブラウジングに専念できるような作りをしています。
Firefoxでいうメニューバーはタブバー左にあるボタンに集約されています。
■Speed Dial
本家スピードダイアルが標準装備されています。デフォルトでは新規タブを開くとダイアルに登録されたサイトサムネイルがタイル状に表示されるようになっています。
■Add-ons
Firefoxでいうアドオンとは違いますが、ブラウザから以下のような機能を使うことができます。
Opera Link:ブラウザ情報を同期機能します。FirefoxでいうWeaveが標準装備されているようなものです。
Opera Unite:コンテンツシェア機能
Opera Mail:内蔵されたメールクライアント
Opera Turbo:回線速度が遅い環境においてブラウジングスピードを劇的に改善させる圧縮技術。Firefoxに「Fire Tune」をインストールするようなものでしょうか。
Opera Dragonfly:Chromeライクなデベロッパーツール。JavaScript デバッガ、CSS と DOMのインスペクタや編集機能などが備わっています。デフォルトでこのようなツールが付いているのはいいですね。
Opera Widgets:Firefoxとは違い、Operaでは、ウィジェットというミニアプリをインストール・起動することにより、様々な便利機能が使えるようになっています。
これらはスタンドアロンで動くという感じですので、好みの分かれるところでしょう。
■プライベートタブ
Firefoxのプライベートブラウジングでは、ウィンドウごとモードが変更されますが、Operaの場合は、モードを実行すると新規タブが開き、そのタブだけがプライベートモードとなります。これはちょっと便利です。
■ブラウジング速度
従来比7倍の高速性を誇る「Carakan」と呼ばれる新しいJavaScriptエンジンは本当に速く、現行のFirefoxではちょっと勝ち目が無いと思います。Firefoxも将来のバージョンでは次期JavaScriptエンジンとして、Nitroと組み合わせた「JaegerMonkey」というものが搭載されるようですが、これとGPUアクセラレータ機能が実装されるまではしばらく後塵を拝することになりそうです。
また速いだけでなく全体的な動きも非常に滑らかな感じをうけます。
その他にも、タブバーをドラッグして高さを変えてやればサイトサムネイルが表示されるようになったり、ブックマークなどの管理がタブ内で可能だったり、メモ帳が付いていたりサイドバーの操作が「All-in-One Sidebar」ライクだったりするなどの特徴を備えています。
以上のようにOpera 10.50は豊富な機能が標準装備されており、Firefoxにも真似して欲しいところがたくさんあるブラウザでした。
興味のある方はしばらく試用してみてその速さを体感してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Opera 10.50
で、感想は、管理人様がレビューされているとおりで、使っていてストレスが溜まりにくいブラウザ、といった感じでしょうか。
また、OperaもFirefoxほどではないにしろ、カスタマイズできる部分はかなりありますから、それを加味すると、現在のブラウザのシェアは一体何? といった疑問さえ持ってしまいかねないほど、Operaの出来はかなりいい感じだと思います。
しかしながら、そんな私のメインブラウザは今のところFirefoxなのですが(愛着があって、という部分も大きいかもしれません。あと、使う時間が一番長いので、慣れているから、とか、ですが。)
と、私の感想はともかく、今回、非常に感心させていただいたのは、普段はおそらくFirefoxをメインにお使いになられている管理人様が、リベラルに現行のFirefoxとNewのOperaを比較なさっていた点です。
なかなか出来ないことだと思いますし、そういうリベラルな視点をお持ちの管理人様の記事を、今後も楽しみにしたいな、とも同時に思いました。
駄文になってしまいましたが、これからも、こちらのブログの読者の方々に有意義な記事を書いていってくださいませ。それでは失礼いたします。
こんばんは、mozillerです。
コメントありがとうございました。
Chromeをはじめ、低シェアながら確実に進化を遂げているその他ブラウザの出来映えには感心することが多いですね。
たとえて言うなら、実はかなりリアルスポーツな走りをするのに全く売れない車みたいなものでしょうか。
一方、今やそういい走りはしないのにチューンしたり、外品パーツ付けてをなんとか理想通り走らせてみたいという気にさせてくれるのがFirefoxなのかなと思います。
私的にはそういう面がFirefoxからなかなか離れることができない最大の魅力となっているようです。
まだ当分はFirefoxから離れられそうもありませんが、今後ともご愛読よろしくお願いいたします。
Firefoxユーザーの方のレビューということで、「どれだけ厳しい事を書いてあるんだろう」と怖々していましたが、普通の感想でしたので(笑?)コメントしました。
今回の10.50は欧州版Windows 7発売に頑張って間に合わせた代物なので、まだキッチリ完了してない部分もあるんだとか・・・・
(Vega はハードウェア・バックエンドはまだリリースできる品質に達しなかった為、今のところはソフトウェア・バックエンドを使っている。等)
Operaのダメな所は、物は良いのにサポートが行き届かない、カスタマイズが初心者には難しい(設定ファイル書き換えたり)、だと思います。
そういった事から、シェアではFirefoxやChromeの後塵を拝することになっているんだと思います。
あと日本で殆ど宣伝活動をしていないことかな。海外では結構、カッコいいTVCFを放映しているみたいなのに・・・・
まぁ、OperaもFirefoxもお互いに切磋琢磨して、これからもより良いブラウザを目指していってほしいです。(うまく纏めてスイマセン(^^;
参考にさせてもらってます!
今まで必要上からFirefoxを使ってた者ですが、
Opera10.50は、確かにすばらしい出来です。
FacebookなどのSNSで完全に動作しないので
残念ながら、まだFirefoxを使わざるをえませんが
今回のOpera10.50は相当がんばったと思います。
私はOpera使いではありませんが、今では
ほぼメインとして使ってます。
使ってるのはUSB版ですが。
tvcfはちょっと見つかりませんでしたが、
ちょっと興味あります。