先日の記事で、Lightningだけを使って暫定的にRTMのタスクを表示する方法について書きましたが、あの方法では読み込みは可能なものの、Thunderbird側からの操作がRTMに反映されないことを記述しておらずご迷惑をおかけしました。本リリースにより、以前のように正式なアクセスが可能となっています。
Remember the Milk Provider 0.0.14 を使用してThunderbirdでRTMのタスクを読み込むには、[Lightning]がインストールされていることが前提となります。
Thunderbird 3.0にLightning、およびRemember the Milk Provider 0.0.14 をインストールされている方は、以下の手順によりToDo部でRTMとの同期が可能となります。
設定方法は旧バージョンと比べて若干違っており、本バージョンのほうが多少簡単になっています。
1.Thunderbirdでカレンダー表示にし、左側の空白部で右クリック→[新しいカレンダー]を実行します。
2.「新しいカレンダー」ウィザードが開始されますので、[ネットワークのサーバーに保存する]にチェックを入れ、[次へ]
3.[カレンダーの保存先]にて、[Remember the Milk Provider]にチェックを入れ、[場所]は規定値のまま[次へ]
4.[カレンダーのカスタマイズ]にて、任意のカレンダー名、色の選択、アラーム通知などの設定を行い、[次へ]
5.完了ボタンをクリックします。
6.初期状態では、以下のような赤字のタスクが一つ表示されているはずですので、クリックして本文を参照します。
7.本文内には、以下のスポット部のようにAPIへのアクセスキーが表示されていますので、この部分をコピーしてブラウザで開きます。
8.RTMのAPIアクセス許可ページが開きますので、[OK・・・]をクリックします。

9.正常にアクセス許可されると以下のようなメッセージが表示されます。
10.赤字の初期タスクを[完了]にし、以下のようなポップアップメッセージが開けば設定は完了です。
ToDoを開きなおしてみると、緑の文字でRTMに存在するタスクが表示されるはずです。
リストやタグの完全一致まではできないものの(Thunderbird側で作成したタスクはRTMの受信箱内で同期されるようになります。)、RTMでタスクを管理されているという方にとっては、かなり便利なアドオンですので、興味のある方は使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Remember the Milk Provider 0.0.14 (Add-ons for Thunderbird)[実験的なアドオン]
<関連記事>
■Thunderbird+Lightningの環境でTodoをRTMと同期するアドオン「Remember the Milk Provider」
■Thunderbird 3.0+Lightning1.0b1でTodoにRTMを利用する方法。
■Google ReaderからRTMへすぐにタスクを追加することができるGreasemonkeyスクリプト「Remember The Milk Cow in Google Reader」
■GmailにRemember The Milkのタスクを表示できるFirefoxアドオン「Remember The Milk for Gmail」
■「Remember the Milk」をFirefoxのサイドバーで使う方法。
って、前のバージョンで普通に出た最初のタスク(赤字)が表示されず、先に進めません。私だけ?
赤字タスクが出ないのはおかしいですね。ひょっとしたら現在あるRTMカレンダーをいったん削除して再度トライすれば表示されるかもしれません。
また、オプション設定部分にトークンを表示するような大きめのボタンがありましたので、そこで表示させることによって認証ができるのかもしれません。(未確認)
コメントありがとうございました。