Firefoxアドオンには、このような場面に対処するため、タブをファビコンだけで表示したり、後で読みたいタブをまとめてストックしておけるようなものがたくさんあります。
今回は、このように大量のタブをまとめて扱うことができるアドオンの中から、開いている複数のタブを一つのHTMLファイルにまとめ、あとで読み込み、配布などができるアドオン「Tabundle」というものを試してみました。
「Tabundle」は、名前の通り、複数のタブを[バンドル]してHTML形式でローカルに保存し、それをFirefoxで開いたり、第三者に配布したりすることができるというアドオンです。
アドオンをインストールしたあと、ステータスバーには専用のアイコンが追加されます。
複数のタブを開いた状態で、このアイコンを右クリックし、メニューから[タブをまとめる]を実行すると、現在のタブ一覧が以下のように一つのHTMLファイルとして保存されます。
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ファイル内には、サイトのサムネイル、タイトル、URLが記載されており、これらをクリックするだけでそのサイトにアクセスすることができます。
このHTMLファイルはプロファイルフォルダ以下に保存されていますので、Firefoxを閉じても消去されず、ステータスバーアイコンをクリックすればいつでも参照することができます。
参照時には、作成時と異なり、以下のように[日付.html]という形で日付別にリストが表示されるようになっており、ファイル名をクリックするごとにその日保存されたタブの一覧を参照することができるようになっています。
*同日に別のタブセットを保存したい場合は、表示されるダイアログにしたがって上書きするかリネームして別ファイルとして保存してください。
オプション設定では、HTMLファイルの保存先が指定できるようになっています。
また、このアドオンを使って保存したファイルはアドオンからは削除することができません。
削除が必要な場合は、プロファイルフォルダ以下の[\tabundle]内のファイルを直接削除してください。(保存先がデフォルトのままの場合)
このように、タブ一覧をHTMLファイルで保存することにより、「あとで読む」ツールとして利用したり、URL一覧を第三者にメールで送信したりすることなどができるアドオンとなっています。
あとで読みたいタブセットの整理や、ブックマークの代わりなど、使い方はいろいろ考えられそうですね。
ダウンロード:Tabundle(Add-ons for Firefox)[実験的なアドオン]
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