これらの新着情報をブラウザのツールバーやステータスバーで自動的にチェックできるツールは数多くありますが、別々のサービスをチェックするにはそれぞれ異なるツールを利用したり、一つずつアクセスする必要があり、なかなか効率的にはいきませんね。
そんなGoogleユーザーのためのGoogle Chromeエクステンションが「One Number」です。
「One Number」は、複数のGoogle サービスの新着情報を一つのツールバーボタンでチェックし、まとめてアクセスするなどができるという拡張機能です。
対応しているGoogleのサービスは、[GMail][Google Reader][Google Voice][Google Wave]の4種で、これらのサービスにあった新着情報を自動的にモニタリングすることができるようになっています。
導入するには、Google Chromeで「One Number」のページにアクセスし、[Install]ボタンをクリックするだけです。
[Install]ボタンをクリックすると、インストールの確認ダイアログが表示されますので、ここで「インストール」をクリックすれば、以下のように専用のツールバーボタンが付与されます。
Googleアカウントにログインしていない場合、このボタンはグレーアウトしていますので、まずはボタンをクリックして表示されるポップアップ内の[Log in]ボタンをクリックします。
Googleアカウントへのログインページが表示されますので、いつものようにログインします。
ログインが完了したら、ポップアップ表示内の[Reflesh]をクリックしてみましょう。
未読がある場合、ボタンがアクティブになり、ポップアップ内には現在各サービスにある未読数などが表示されるようになります。
この状態で、[Open Unread]をクリックすれば、未読のあるすべてのサービスを個別のタブで一気に開くようになっています。
Gmailの場合は、[Compose]をクリックすることにより、新規メッセージ作成画面をタブで開くことも可能です。
このように、ボタンひとつで非常にシンプルに未読状況を把握したり、各サービスを開くことができるというエクステンションです。
また、ポップアップ内の[Options]をクリックすれば、ボタンのカスタマイズやクリック時のアクション、各サービスの表示カラーなどを変更することも可能です。
<オプション設定>
Basic Options
■ツールバーボタンのクリックで全ての未読サービスをタブで開く。
■全てのサービスでHttps接続を利用する
Server Queries
■チェック間隔(秒)
■タイムアウト(秒)
Toolbar Button
■未読メッセージが無いときのやエラー発生時のボタンカラー、および複数のサービスで未読メッセージがある場合のボタンカラーをカラーコードで指定できます。
そのほかにも、各Googleアプリごとに設定ができるようになっています。
アプリ個別の設定は
■未読があった場合、ポップアップ表示する。
■未読数をボタンに表示する
■未読があった場合のツールバーボタンカラー
などとなっており、Gmailの場合は、[Check for any unread messages, not just in the Inbox]のチェックを外しておくことで、Inbox以外のフィルタ分けされたメッセージなどもチェックできるようになります。
以上のように、従来別個に扱われていたGoogle サービスの監視ツールをひとまとめにし、チェックの手間を大幅に軽減してくれるエクステンションとなっています。
これらのサービスを常用されているGoogle Chromeユーザーはインストールしてみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:One Number(chrome.google.com/extensions)
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