このようにWindows 7独自のAero Peek機能を利用してタブをプレビューして選択できるのはシーンによっては使い勝手がいいですね。
それ以外にも、Windows 7でFirefox 3.6を利用する場合、Ctrl+Tabでタブ一覧をサムネイル表示することも可能となっています。
こちらの機能はデフォルトでは無効となっており、Ctrl+Tabキーを押しても単にタブを移動するだけとなります。
もし、プレビュー機能が欲しい場合は、以下の設定でプレビュー表示が可能となります。
1.ロケーションバーに[about:config]と入力し、設定画面を呼び出します。
2.[フィルタ]欄に[browser.ctrlTab.previews]と入力し、項目を表示させます。
3.表示された[browser.ctrlTab.previews]をダブルクリックし、[値]を[true]に変更します。
これでCtrl+Tabキーを押した際、Firefoxの画面上に大きくタブのサムネイルプレビューが表示されるようになり、キーを離したときのタブに切り替えることができるようになります。
また、上記設定後に[Ctrl+Shift+Tab]キーをクリックすることで、タブ検索窓付きのプレビューを表示することもでき、この場合は検索窓に入力したキーワードにマッチしたタブだけを抽出して表示したあと、クリックで選択することが可能となります。
(キーを離していても選択するまで表示されています。)
さらに、about:configにて、[browser.allTabs.previews]と入力し、表示された項目をダブルクリックして[値]を[true]にすることで、タブバーの右端に以下のようなボタンが表示されるようにもなっています。
このボタンをクリックすることで、キーボードを使わずに検索窓付きのタブプレビューを表示させることもできますので、[Ctrl+Shift+Tab]を押すのが面倒な方はこちらも設定しておくといいでしょう。
最後に、タブバーボタンでのサムネイル機能は必要ない、多くのタブがある場合ズラッと並んでうっとうしいという方は、about:configで[browser.taskbar.previews.enable]の値を[false]に変更することにより無効にすることができます。(アクティブタブは表示されます。)
タブプレビュー機能は、旧Firefoxでもアドオンをインストールすることによって実現できていましたが、このように標準装備されるようになると便利だと思う方もいらっしゃるでしょう。
邪魔だとと思う方はデフォルトのままで、便利だと思う方は設定を変更してみてはいかがでしょうか。
参考記事:The Illustrated Guide to the New Firefox 3.6 Windows 7 Integration via How-To Geek
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私の環境ではなぜかタブプレビュー機能がデフォルトでオフになっていましたので、「Windows 7正式対応ってどこが?」と思っていました。
こちらの記事のおかげでタブプレビュー機能が使えるようになりました。ありがとうございます。